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株式会社ウェルスペントのファイナンシャルプランナー、横田健一です。

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みなさんのおこづかいは、月々いくらでしょうか?

平日のランチ代はいくらですか?

へそくりはいくらお持ちでしょうか?

 

今回は、明治安田生命が2018年5月1日に発表した「家計」に関するアンケート調査から、最新の「家計」事情を確認します。

 

調査の概要

1. 調査対象  20~79歳の既婚男女
2. 調査エリア  全国
3. 調査期間  2018年4月2日(月)~4月9日(月)
4. 調査方法  インターネット調査
5. 有効回答者数  1,620人
6.回答者の内訳 20代から70代の男女それぞれ135名、計1620名

 

夫婦のおこづかいは?

全体の平均は27,037円と昨年より1,955円増加しています。

夫婦別では、夫が2,935円増加の34,699円妻が952円増加の19,376円となっています。

 

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「家計」に関するアンケート調査(明治安田生命、2018/5/1)より

 

平日のランチ代は?

全体の平均額は、昨年から79円増加し、2013年の調査開始以来最高の1,042円になっています。

一方で、夫婦別に見ると、夫は昨年から73円増加の777円である一方、妻は1,263円と、夫の約1.6倍となっています!

 

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「家計」に関するアンケート調査(明治安田生命、2018/5/1)より

 

もう一度書きます。

妻のランチ代は夫のランチ代の約1.6倍で1,263円、ランチ格差がスゴイことになっています。

 

夫婦の家計管理は?

夫婦の家計管理は、6割超の家庭で妻が家計を管理しているようです。

財布の紐は奥様が握っているご家庭が多いようですね。

 

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「家計」に関するアンケート調査(明治安田生命、2018/5/1)より

 

夫婦の働き方別で見ても、夫婦ともにフルタイムというご家庭以外はすべて6割以上のご家庭で妻が管理しているようです。

逆に、夫婦ともにフルタイムのご家庭では、25.3%と4組に1組の割合で「家計を分けて管理している」ようです。

家計の見える化、共有化がされているのか、少し心配になりますね。

 

貯蓄とへそくり

世帯の貯蓄平均額は、1,203万円となっています。

「0円」と答えた方が2割強いらっしゃる一方で、「5000万円以上」と答えた方が7.2%ほどいらっしゃるようです。

 

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「家計」に関するアンケート調査(明治安田生命、2018/5/1)より

 

男性、女性のそれぞれ右端の平均の欄を見て頂くとわかりますが、男性は60代で貯蓄は平均2,167万円と最大、70代では1,676万円と減少しています。

一方、女性は70代で平均2,570万円と最大となっています。

女性の方が平均寿命が長いために、年金を受け取り始めても、貯め続けているのかもしれません。

 

へそくりはいくら?

へそくりは、全体の平均で896,876円と約90万円となっています。

男女別では、男性の平均が592,440円となっている一方で、女性の平均は1,201,313円となっています。

 

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「家計」に関するアンケート調査(明治安田生命、2018/5/1)より

 

さらに、70代で比較すると、男性は368,963円と前年比約81万円減少している一方、女性は2,372,593円と前年比で71,144円増加しています。

 

どのような節約をしているか?

どのような節約をしているか、ということで、第1位は「電気をこまめに消す」となっています。

 

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「家計」に関するアンケート調査(明治安田生命、2018/5/1)より

 

表が小さいと思いますので、回答者数の多い順番に項目を書き出すと以下のようになります。

 

  1. 電気をこまめに消す(変動費)
  2. 冷暖房の温度を調整する(変動費)
  3. 外食を控える(変動費)
  4. カードポイントを活用している
  5. クーポンを活用している(変動費)
  6. 食費を減らしている(変動費)
  7. お弁当を持参している(変動費)
  8. 飲み会を減らしている(変動費)
  9. 携帯会社を変更した(固定費)
  10. 保険を見直した(固定費)
  11. 電力会社を変更した(固定費)
  12. 天引き貯金している(固定費)
  13. 自動車を持たないようにしている(固定費)
  14. 家賃を抑えている(固定費)
  15. その他

 

変動費的なものと固定費的なもののどちらに近いかということで各項目ごとに(変動費)(固定費)と追記してみました。

見事に、みなさん変動費的な項目を中心に節約に取り組まれているように見えます。

 

節約については、以下の記事でもご説明しましたが、変動費よりも、固定費を中心に節約するのが、日々の生活に負担のかからない効果的な節約になります。

「働く女性のくらしとお金に関する調査2018」節約なら「変動費」より「固定費」がオススメです!

 

また、カードポイントなどはポイントで使ったとしても、普段の支出と同じように使ったと考えるようにすると、ポイントの分だけ自然にお金がたまっていくことになります。

ポイントがたまったから、何か使おう!という発想だと、なかなかお金は貯まっていかないのではないでしょうか。

 

現在の給与に満足している人は14.3%!

「現在の給与に満足していますか?」という質問に対して

  • 「満足している」と答えた方は14.3%
  • 「満足していない」と答えた方が54.6%
  • 「どちらでもない」と答えた方が31.0%

となっています。

 

さらに、満足していない理由を聞いた結果が以下のとおりです。

 

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「家計」に関するアンケート調査(明治安田生命、2018/5/1)より

 

満足していない理由の第1位が「貯蓄をするお金がない(少ない)から」となっています。

 

貯蓄は天引きで!

「貯蓄をするお金がない(少ない)」と感じている方が多いようですが、「お金が余ったら、貯蓄しよう!」という考え方ではなかなか貯蓄を実現していくのは難しいと思います。

 

以下のように、収入のうち、一部を「まず貯蓄にまわし」、その後「残ったお金で生活する」という考え方にしていくことが重要です。

 

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天引き貯蓄!

天引き積立!

天引き預金!

天引き投資!

 

資産形成期においては、何でも天引きで、習慣化していきましょう!

 

最後に

ということで、「家計」に関するアンケート調査から、最新の家計事情を確認してみました。

みなさまのご家庭はいかがでしょうか。

 

今回取り上げたのはアンケート調査の一部ですので、調査結果の詳細については以下のリンクをご覧頂ければと思います。

明治安田生命 「家計」に関するアンケート調査を実施!

 


皆様の資産形成の一助となれば幸いです。

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