火災保険料が、来年1月に引き上げられるようです。
損保大手、火災保険料6~8%上げ 災害多発で支払い増
2020/7/7 20:00 (2020/7/8 5:44更新)日本経済新聞 電子版損害保険大手4社が2021年1月から住宅向けの火災保険料を全国平均で6~8%程度引き上げる。自然災害が相次ぎ保険金の支払いが増えているためで、高い地域では1割以上、上がる見通し。今年度も自然災害の発生が続いており、来年以後も上昇が続く公算が大きい。
東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険の大手4社が8月中にも詳細を決める。火災保険は火災だけでな…
直近でも熊本県での豪雨被害など自然災害が相次いでおり、保険料が引き上げられるのは避けられないところかと思います。
当サイトで火災保険料、地震保険料の引き上げについて取り上げた記事は、過去2年ほどでも、以下のように多くなっており、数年前と比較してもかなり引き上げられていることがわかります。
火災保険料が2019年には値上げ!契約の見直しに備えて準備を!
地震保険料も2019年1月に値上げ!火災保険と併せて契約の見直しを!
火災保険料、来秋値上げへ!今すぐ契約の見直しを!ただし長期契約の方は慎重に
2019年10月から大手損保4社が火災保険料を5~9%値上げへ
2021年1月に地震保険料が引き上げられ、長期係数も見直しへ!
冒頭の記事によると、「全国平均で6~8%程度引き上げる」とのことですので、地域によっても値上げ幅は異なるかと思いますが、2021年1月に値上げされることはほぼ間違いないでしょう。
火災保険・地震保険を最近更新したばかりという方は見直す必要はないと思いますが、
来年、もしくは再来年くらいに更新を迎える予定の方は、今年中に一度は確認し、見直しておいた方がよいかと思います。
なお、現在、火災保険は最長10年、地震保険は最長5年ですが、今回の見直しで、今後、火災保険も最長5年しか契約できなくなる可能性もあるようで、火災保険料引き上げ前の今年中に更新されるなら、10年契約で更新した方が割安になりますので、オススメです。
保険を確認しておくことはもちろん大事なのですが、何よりも大事なのは、仮に被災したとしても、被害を最小限に押さえられるよう、防災意識を高めて、具体的な対策をしておくことかと思います。
物件としての修繕(屋上防水、外壁塗装など)や、屋内でも家具の固定、備蓄の準備など、日頃から備えておくことが大切だと思います。
「うちは大丈夫だろう」と思われている方も、ぜひ保険と併せて、ご自宅の防災状況について再確認されてはいかがでしょうか。