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膝蓋骨(しつがいこつ)骨折で入院&手術!その時、医療費は?リハビリ経過は?(アップデート版)

投稿日:

doctor-fracture-hospital-surgery

 

3月に膝蓋骨(しつがいこつ)を骨折し、4月に入院して手術をしたことは以下の記事で書きました。

 

膝蓋骨(しつがいこつ)骨折で入院&手術!その時、医療費は?(速報版)

 

その後、リハビリを継続しながら3ヶ月ほど経過して、かかった医療費などが明確になってきましたので、アップデート版としてご報告したいと思います。

 

治療にかかった費用はいくら?

3月22日に骨折し、その後6月末までにかかった治療費用は以下の通り、合計345,620円でした。

 

  • 3月 17,050円
  • 4月 285,280円(保険外の差額ベッド代 16200円(=5400円✕3)含む)
  • 5月 24,310円
  • 6月 18,980円

 

4月が高額になっていますが、入院し、手術をしたためです。

 

4月、5月は週3~4回くらいのペースでリハビリに通ってました。6月途中から週2回に減り、現在は週1回までペースが落ちてきています。

ただ、自宅では毎朝と寝る前、そして日中は時間がある時に、可能な範囲でリハビリは継続しています。

 

また、上記の医療費以外のお金としては、

 

  • 松葉杖の保証料 5,000円(松葉杖を返却した時に戻ってきましたので、実質負担はありません)
  • 履きやすく歩きやすい靴(介護用?5,000円くらい)
  • パジャマ、タオルなどのレンタル代 756円(2泊分)
  • 病院までの交通費
  • 入院した時に、少しウキウキして購入したお菓子、ジュース代(700円くらい?)
  • ゴニオメーター(膝の曲がる角度を図る道具。自分で測りたかった) 590円
  • 膝についての本1冊 1500円くらい
  • サプリメント(ひょっとしたら早く治るかもという淡い期待で。コラーゲン、グルコサミン、コンドロイチン) 5,000円くらい

 

といったところですが、それほど高額ではないですね。2~3万円といったところでしょうか。

 

高額療養費の適用

一旦、上の金額を払っていますが、高額療養費制度があるので、実際の自己負担はもっと下がるはずです。

 

healthcare-service-high

 

今回、高額療養費制度が適用されるであろう4月分について、実際の自己負担額を上の表に従って計算してみたいと思います。

 

まず、差額ベッド代を除くと4月に払ったお金(保険適用患者負担額)は269,080円となり、これが3割負担相当額になりますから、本来かかっている医療費10割相当の金額は896,933円(=269,080円 / 0.3)ということになります。

 

月収28万円未満の場合

この場合、自己負担限度額は、

80,100円+(896,933円 ー 267,000円) ✕ 1% = 86,399円

となりますので、

269,080円 ー 86,399円 = 182,681円

が後から払い戻されることになります。

 

月収28万円以上月収53万円未満の場合

この場合、自己負担限度額は、

167,400円+(896,933円 ー 558,000円) ✕ 1% = 170,789円

となりますので、

269,080円 ー 170,789円 = 98,291円

が後から払い戻されることになります。

 

他の月収の場合も同様ですので、割愛させて頂きます。

 

ということで、月収28万円未満の場合であれば約18万円が、月収28万円以上月収53万円未満の場合は約10万円が戻ってくることになりますので、純粋な自己負担額はかなり低くなります。

 

高額療養費については、以下のリンクもご覧頂ければと思います。

高額療養費制度を利用される皆さまへ(厚生労働省)

 

高額療養費の申請は忘れずに!

今回、自分としては初めて高額療養費のお世話になる予定(現在申請中で、還付待ち状態)なのですが、加入する公的医療保険制度によって、申請が必要だったり、必要なかったりするようです。

 

というのは、国民健康保険に加入している母親が何度か高額療養費の給付を受けたことがあるのですが、その時は自分で申請等はしなくても、書類が送られてきてそれに記入して返送するだけでした。

 

ただ、今回、自分は協会けんぽに入っているのですが、自分でウェブサイトで申請書をダウンロードして記入して送らなければならないようで、もし高額療養費の存在を知らずに申請していなかったら、必ずしも給付されないようなのです(電話で確認したら、基本は自己申告です、みたいな説明でした)。

 

ということで、大きな病気やケガをして医療費が高額になった時には、忘れずに高額療養費の申請をしましょう!

(ひょっとしたら、大きな健康保険組合とかであれば、自分で申請は必要ないところも多いかもしれませんが)

 

一般的な民間の医療保険に入っていたらどのくらい受け取れたか?

実際には入っていなかったのですが、もし一般的な民間の医療保険(入院1日あたり5000円が給付される、など)に加入していたら、どのくらい受け取れたのか考えてみたいと思います。

 

まず2泊3日で入院しましたので、1日5000円給付される医療保険の場合、

5,000円 ✕ 3日 = 15,000円

入院給付金として給付されることになります。

 

(ただし、保険によって、5日以内の短期入院では給付されないタイプや、5日以内の短期入院の場合は一律5日分が給付されるタイプもあります)

 

また、今回、入院を伴う手術を受けましたので、入院給付金の10倍、つまり5000円 ✕ 10 = 5万円が手術給付金として給付されることになります。

 

(こちらについても、10倍のところが20倍や40倍、また一律5万円や10万円などの金額指定といった形で、保険によっていろいろなタイプがあります)

 

以上より、今回の場合、一般的な医療保険では65,000円程度の給付を受けられたと思われます。

 

一方、保険料は、新社会人の時から17年ほど支払い続けていたとすると、

  • 保険料が1500円なら、総額 306,000円(平均3%で運用していたら、現在は398,539円に)
  • 保険料が2000円なら、総額 408,000円(平均3%で運用していたら、現在は531,385円に)

となります。

 

もちろん、今後どのくらい病気やケガをするかによりますが、今回のケースだけを見ると貯蓄からでも十分対応できる金額かと思います。

 

リハビリ経過

ここで、お金の話ではありませんが、大まかなリハビリ経過を書いておきたいと思います。膝蓋骨骨折された方の参考になればと思います。

 

以下、膝の曲がる角度です。

 

  • 4月16日 5~10度
  • 4月19日 20~25度
  • 4月23日 35~40度
  • 4月25日 55~60度
  • 5月4日 75度
  • 5月8日 90度
  • 5月23日 110度
  • 6月12日 125度

 

この後、メモがないのですが現在は135~140度くらいまで曲がるようになっています。

 

当初、4月5日に手術して、4月16日でまだこの角度(5~10度)というのはかなりスタートダッシュを失敗している感があります。

 

ネットで、膝蓋骨骨折ブログとかいろいろ見てると、最初の頃は曲がるようになるペースが明らかに遅い気がしてかなり不安になりましたが、最近はだいぶ曲がるようになってきたので、不安感は解消されてきました。

 

まだ完治したわけではありませんが、回復するための最善の方法は、とにかくコツコツとリハビリを続けるしかないようです。

 

膝蓋骨を固定しているワイヤーが切れた!

6月中旬くらいに、膝蓋骨を固定しているワイヤーの一部が中で切れてしまいました。

レントゲンを撮った時に、切れていることが判明したのです。

 

ただ、これはよくあることだそうで、手術して2ヶ月位経過しているので、そもそもワイヤーはあってもなくても、それほど問題にならない時期だそうです(ワイヤーを入れ直す手術をしましょう、なんて言われないかと、一瞬かなり不安でしたが)。

ちなみに、先生曰く、リハビリを一生懸命やってる人ほど切れるらしいです。

 

 

ということで、膝蓋骨骨折のアップデートでした。

 

 

最初の手術から1年~1.5年くらい経過した頃に、膝を固定しているワイヤーを抜く手術を再度やるようです。

次回の膝蓋骨骨折記事は、おそらくその頃かと思います。

 

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筆者プロフィール

株式会社ウェルスペント 代表取締役
ファイナンシャルプランナー

横田 健一

Yokota Kenichi

横田 健一

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