こんにちは!

株式会社ウェルスペントのファイナンシャルプランナー、横田健一です。

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みなさんはお金や資産形成について何時間くらい勉強されてきましたでしょうか?

 

10時間?

 

100時間?

 

1,000時間?

 

 

国語、算数は何時間勉強するのか?

お金の前に、誰もが勉強する国語や算数は何時間くらい勉強しているのでしょうか。

ざっくり計算してみます。

 

小学校、中学校、高校で、それぞれ週5コマ、1コマあたり45分と仮定します。

夏休みなどの長期休暇は勉強しないとし、年間10ヵ月程度勉強すると仮定します。

 

すると、

 

45分 ✕ 5コマ ✕ 4週間/月 ✕ 10ヵ月/年 ✕ (6+3+3)年

= 108,000分 

= 1,800時間

 

となります。

 

これは学校での勉強時間だけですから、自宅に帰ってからも宿題をやったり、夏休みなども含めて学習塾に行ったりしていれば、この時間よりもずっと長い時間勉強していることになるはずです。

2,000~2,500時間くらいと言われても違和感はないかもしれません。

 

日本語の読み書き能力、つまり日本語のリテラシーは、生きていく上で一生使うことになりますから、とても大事なものですし、時間をかけるのも当然だと思います。

 

では、同じく、生きている限り切っても切り離せないお金については何時間くらい勉強しているのでしょうか?

 

お金について中高生の学習時間は年間1~5時間程度!

漠然と「お金」ではありませんが、「金融経済教育」についての実態調査というものがありましたのでご紹介します。

金融経済教育を推進する研究会(事務局 日本証券業協会) が平成26年に行ったものです。

 

「中学校・高等学校における金融経済教育の実態調査」

金融経済教育を推進する研究会では、金融経済教育を推進するに当たり、中学校及び高等学校における授業の実態や教員方々の意識などを把握するため、全国調査を実施しました。

http://www.jsda.or.jp/manabu/kenkyukai/index.html

 

それによると、結果は以下の通りです。

 

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「中学校・高等学校における金融経済教育の実態調査」(金融経済教育を推進する研究会)

 

中学校・高校で学年によって多少の差はありますが、金融経済教育を行っている年間の時間数は「0時間」もしくは「1~5時間」という回答が最も多い状況とのことです。

 

ということは、中学校、高校の6年間で「金融経済教育」の学習時間は、多くても20時間程度ということになります。

 

もちろん、「金融経済教育」についての宿題がたくさん出ることもないでしょうし、それに特化した学習塾に行くこともないでしょうから、学校外においては、日常生活での実践や親から少したまに教えてもらう、くらいに留まっているのが実態ではないでしょうか。

 

日本語同様、お金とのお付き合いは一生モノです。

 

特に、社会人になってからは、お金の使い方についていちいち親に相談することもないでしょうから、基本的にすべて自分で判断していくことになります。

やはり「お金」についても体系立ててきちんと学んでおくことがとても重要だと思います。

 

個人的には、週に0.5コマ~1コマ程度、小学校、中学校、高校の合計で180~360時間くらいあってもよいのではないかという気がします。

 

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金融経済教育の学習内容の問題点

同調査では、金融経済教育の学習内容の問題点についても質問しています。

 

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「中学校・高等学校における金融経済教育の実態調査」(金融経済教育を推進する研究会)

 

それによると、

 

  • 「用語・制度の解説が中心となってしまい、実生活とのつながりを感じにくい」(55.0%)
  • 「知識は身に付くが、能力や態度が身に付きにくい」(40.9%)

 

といった問題点が上位に挙げられているようです。

 

ひょっとしたら、

  • 直接金融、間接金融とは?
  • 国内総生産とは?

といったような内容になっているのかもしれません。

 

金融・経済そのものを勉強することも大事かもしれませんが、どちらかと言えば普段の生活で使える「お金」についての実践的な知識がより大切なのではないかと思います。

 

資産形成ハンドブックでは、より実践的なお金との付き合い方、資産形成・資産活用に必要な知識・情報をお伝えしていければと考えています。

 


皆様の資産形成の一助となれば幸いです。

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