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TOPブログ最新の世界の株式時価総額(MSCI 浮動株基準、2020年3月)~2019年末比で世界の時価総額が22%減少!~

最新の世界の株式時価総額(MSCI 浮動株基準、2020年3月)~2019年末比で世界の時価総額が22%減少!~

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資産形成ハンドブックでは、以下の記事でもご説明していますが、資産形成していく際にリターンを求めて投資する先としては、世界の株式に幅広く投資していくのがよいと考えています。

 

世界の株式に幅広く投資する方法(2)~つみたてNISAの対象商品から商品を選ぶ~

長期投資で利回り5%程度を実現するためのオススメ投資信託(2020年10月)

 

一般的に、世界の投資対象を地域の観点で分類する際には、日本、先進国、新興国といった形で整理されることが多いのが現状です。

 

そこで、日本、先進国、新興国のそれぞれの株式に投資することを念頭に、それぞれの割合(浮動株基準時価総額ベース)がどのようになっているか、最新の状況を確認しておきたいと思います。

 

「そもそも時価総額って?」という方は、まず以下の記事に目を通して頂ければと思います。

 

株式の時価総額とは?日本では1位のトヨタ自動車も、米国アップルの約4分の1

株式の浮動株時価総額とは?

 

2019年12月末における世界の株式時価総額

まずは3ヶ月前の、2019年12月末の状況です。

 

これを見ると、

日本:先進国:新興国 = 7.2 : 80.6 : 12.2 ~ 7 : 81 : 12

となっていることがわかります。

 

2020年3月末における世界の株式時価総額

次に、最新の2020年3月末の状況です。

msci market capital as of Mar 2020

 

これを見ると、

日本:先進国:新興国 = 7.5 : 80.5 : 12.0 ~ 7 : 81 : 12

となっていることがわかります。

 

もっとざっくりでよければ

日本:先進国:新興国 = 1 : 8 : 1

になります。

 

銘柄数は前回と比較して3銘柄減少(Japan -1、Kokusai -2)していますが、総数は3,047銘柄となっています。これだけ幅広く分散投資できれば十分でしょう。

 

ちなみに、構成銘柄の上位10銘柄は以下の通りです。

 

マイクロソフトとアップルがツートップで、その次がアマゾン、グーグル(ALPHABET C + ALPHABET A)といった形になっています。米国企業が8社で、米国以外だとアリババ(中国)、ネスレ(スイス)の2社のみが上位10銘柄に入っています。

 

2020年3月末までのMSCI浮動株基準時価総額の推移

2018年3月末以降の推移を四半期ごとに見ると以下のグラフのようになっています。

 

msci market capital as of Mar 2020

 

3ヶ月前と比べて、構成割合はそれほど大きく変化していません。先進国、新興国がそれぞれ-0.1%、-0.2%となる一方、日本が+0.3%となっています。

 

また時価総額の絶対水準をグラフにすると次のようになります。

 

msci market capital as of Mar 2020

 

こちらは3ヶ月前と比べて、約22%も減少していることがわかります。3ヶ月間で22%というのはかなり大きな変化ですね。

 

2019年の実績運用利回りは次の記事で確認していますので、併せてご覧頂ければと思います(なお、配当と運用費用の分だけ、指数そのものと投資信託のリターンはズレています)。

【2019年】アセットクラス別のリターン比較~米国株式が+30.5%、先進国株式が+28.9%!~

 

日本でお仕事をして収入を得ている方は、以下の記事で紹介したような考え方もありますので、保有されている金融資産はあえて日本以外を少し多めに、というのも一つの考え方になります。

「日本人だからこそ日本株はあまり持たない」という考え方

 

アセットアロケーションに正解はない、と言われることもありますが、資産形成ハンドブックでは、

全世界の株式を時価総額ベースで保有する

というのが基本的な考え方になると考えています。

 

ご参考となれば幸いです。

 

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筆者プロフィール

株式会社ウェルスペント 代表取締役
ファイナンシャルプランナー

横田 健一

Yokota Kenichi

横田 健一

一人でも多くの方に、人生の最期で「有意義な人生だったなぁ」と感じていただけるよう、お金・資産形成の面から、皆様のお役に立ちたいと考えております。 お金についての漠然とした不安、不満など、一人で悩まず、ぜひお気軽にご相談ください。

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河出書房新社 2023年6月

横田 健一 著

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