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そもそも日本の公的医療保険制度って?

日本の公的医療保険制度は、大きく分けて、

  • 自営業等の方は、国民健康保険
  • 中小企業の方は、協会けんぽ
  • 大企業にお勤めの方は、組合健保
  • 公務員の方は、共済組合
  • そして、75歳以上の方は、後期高齢者医療制度

といった形になっており、国民皆保険ですから、必ずいずれかに加入していることになります。

 

公的医療保険については、以下の記事で概要をご説明していますが、

  • 病院に行ったら3割負担(療養の給付
  • 医療費が高額になったら高額療養費の給付
  • (会社員・公務員の方は)働けなくなったら傷病手当金の給付

などの給付があります。

公的医療保険について理解する

 

高額治療薬であっても保険適用されるものもあります!

そして、本日、以下の通り報道されていますが、この公的医療保険が適用される治療薬として、1回3349万円の白血病治療薬が承認されました。

 

1回3349万円の白血病治療薬、保険適用を決定

2019/5/15 6:30 (2019/5/15 9:19更新)

1回の投薬で、3349万円もする白血病治療薬が公的な医療保険でカバーされるようになる。厚生労働省は15日、白血病など血液のがんで高い治療効果が見込まれる「キムリア」の保険適用を決めた。

厚労省が同日開いた中央社会保険医療協議会(中医協)で、キムリアの公定価格(薬価)を3349万円にする案を示し、承認された。22日から保険適用する。

キムリアはスイス製薬大手ノバルティスが開発した。CAR-T(カーティー)と呼ばれる新たながん治療法の薬だ。患者の免疫細胞に遺伝子操作を加えて、がん細胞への攻撃力を高めてから体内に戻す。国内では初の保険適用になる。海外では米国や欧州、カナダ、スイスなどで製造・販売の承認を得ている。

投与は1回のみだ。ノバルティスの試験では、若年の白血病患者で8割に治療効果が見られた。対象になる患者は216人と見込まれている。市場規模は72億円だ。

超高額薬でも患者の負担は少なくて済みそうだ。公的医療保険は患者の窓口負担が現役世代で3割だ。これに加え医療費の負担が重くなりすぎないよう1カ月あたりの自己負担の上限を定めた高額療養費制度がある。例えば、年収が約500万円の人がキムリアを使った場合、40万円程度の負担で済む。

問題は3300万円の大部分を税金と社会保険料で支払っていることだ。患者が加入する健康保険組合の負担は大きい。高額療養費の支給金額は2016年度で2兆5579億円となっている。

 

日本経済新聞電子版より引用

 

このように高額な治療薬であっても、保険適用になることはあるのです。

 

今回のキムリアの場合、1回3349万円の薬を年収が約500万円の人であれば高額療養費制度があるため、自己負担40万円程度で利用できると上記記事では説明されています。

 

3349万円と聞くと、

 

「ムリ!」

 

と思われる方が多いと思いますが、40万円と言われたら、

 

「ん?なんとかなるかも、、、」

 

という金額ではないでしょうか。

 

入院治療に備えて民間の医療保険(一般的に入院1日あたり5000円が給付される、といったタイプのもの)に入られる方もいらっしゃると思いますが、入る前には、ご自身が加入されている公的医療保険の給付内容をきちんと理解しておくことが大事です。

 

ご自身が加入されている公的医療保険の給付内容では足りない、どうしても不安だ、といった場合に初めて民間の医療保険を検討し、必要な分だけ加入するようにしましょう。

(一言で「必要な分」と言いましたが、どのくらいが必要か、は一人ひとり判断基準、価値観が違いますので、一般論として言うのは難しいと考えています)

 

 


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