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株式会社ウェルスペントのファイナンシャルプランナー、横田健一です。

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みなさん、家計簿はつけていらっしゃいますか?

 

つけている場合、家計簿をつける目的は何ですか?

 

家計簿をつけている人は3割くらい?

すこし古い調査ですが、2012年に行われた『生活と支え合いに関する調査』(平成24(2012)年7月)(国立社会保障・人口問題研究所)によると、家計簿をつけている方は

 

先月家計簿をつけた世帯 / 総世帯数

= 2720 / 9938

= 27.4%

 

ということで、約3割弱の方が家計簿をつけているようです。

 

 

こちらの表では、所得階級別の結果が示されていますが、所得によって家計簿をつけているかどうかに極端に大きな差はないようで、いずれの所得階級でも24%~30%程度の水準に収まっているようです。

 

 

もう一つ、2018年に行われた新しい調査結果 家計簿をつけている人はどれくらい?Sodan[ソダン]が徹底調査! を確認してみると、こちらでも家計簿をつけている人の割合は、

 

29.8%

 

という結果になっています。

 

いずれにしても、だいたい3割くらいの方が家計簿をつけているようですね。

 

家計簿をつける目的は何ですか?

では、家計簿をつける目的は何でしょうか?

 

以前、家計相談を受けた際に「家計簿は何のためにつけていらっしゃるんですか?」とお伺いしたところ、

 

「え、、、、」

 

と固まってしまった方がいらっしゃいました。

 

その方は、毎日買い物などのレシートをチェックされ、食料品、文房具、衣類など、品目まで含めてかなり細かく家計簿をつけられているということでした。

毎日1時間くらいは家計簿に時間を使われているとのことでした。

 

ただ、お話を伺っていくと、家計簿をつける作業をかなりご負担に感じられているようで、1ヶ月のうち、何日かは面倒くさくなって、つけない日が出てきてしまう、とおっしゃっていたのです。

 

そこでした質問が、上述の

「家計簿は何のためにつけていらっしゃるんですか?」

というものです。

 

1ヶ月のうち何日かつけない日があるということは、かなりの労力をかけて家計簿をつけられているにもかかわらず、1ヶ月の支出総額をきちんと把握できていないことになります。

 

一方、食料品、文房具、衣類など細かく分類されているということですが、その分類はどこまで必要なのか?というのが疑問です。

 

1ヶ月の支出総額すらわからないのに、その内訳を丁寧につけてもあまり意味がないのではないでしょうか。

 

家計簿をつける目的

家計簿をつける目的は人によって様々かもしれませんが、一般的には次のような目的になるでしょう。

 

  1. 支出総額を把握するため
  2. 支出の内訳を理解するため
  3. 節約を含め、お金の使い方を見直していくため

 

やはり、まずは支出総額を把握することが最も重要だと思います。

 

もちろん総額を把握するといっても、1円単位で把握する必要はないでしょう。

1ヶ月あたりの支出金額を万円単位で把握できれば十分ではないでしょうか。

 

例えば、手取り月収が30万円の方であれば、1ヶ月の支出として25万円なのか、26万円なのか、くらいがわかれば十分でしょう。

実際には25万円使っているのに、家計簿上は20万円なんてことになるとさすがに精度が低いと思いますが、1ヵ月あたり1万円くらいの誤差があっても大勢に影響しません。

 

多少の誤差はあって当たり前くらいの気持ちでいいと思います。

 

上の例ですと、手取り30万円であれば、年間360万円。

1ヶ月の平均支出が25万円の場合、年間300万円ですが、家計簿上は288万円~312万円くらいの金額で把握できていれば十分だと思います。

 

みなさんはどのくらいの精度で家計簿をつけられていますか?

 

 

ほどほどの精度で家計簿をつけるためには、どこでどのくらい手を抜けばよいのでしょうか。

 

明日は、筆者が行っているズボラ家計簿実践編をご紹介していきたいと思います。

 


皆様の資産形成の一助となれば幸いです。

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