本日も、筆者が企業型確定拠出年金に加入して運用していた2001年から2018年1月までのアセット・アロケーションを振り返ってみたいと思います。
これまでの記事をまだ読まれていない方は、こちらを先にお読み頂ければと思います。
本日は2013年9月から2018年1月までのアセット・アロケーションと損益率を確認していきます。
2013年9月から2018年1月までのアセット・アロケーション
この期間のアセット・アロケーションをグラフにすると次のようになっています。
では、具体的に見ていきたいと思います。
2013年9月時点のアセット・アロケーション
2013年9月の半年前、2013年3月時点では、次のようなアセット・アロケーションになっていました。
- 20% 野村DC外国株式インデックスファンド
- 50% 野村DC新興国株式インデックスファンド
- 10% 野村DC外国債券インデックスファンド
- 20% 野村新興国債券インデックスファンド
その後、2013年9月時点では、次のようなアセット・アロケーションに変更しました。
- 50% 野村DC外国株式インデックスファンド
- 50% 野村DC新興国株式インデックスファンド
さらにシンプルに、債券なしの株式100%で、先進国株式と新興国株式を半分ずつ、というものです。
何か悟ったのかもしれません、、、
2014年3月時点のアセット・アロケーション
悟ったのかと思いきや、その半年後、2014年3月時点では、次のようにまた投資信託の本数が増えています。
- 6% 野村国内株式インデックスファンド
- 60% 野村DC外国株式インデックスファンド
- 8% 野村DC新興国株式インデックスファンド
- 16% 野村新興国債券インデックスファンド
- 10% 野村世界REITインデックスファンド
上から順番に、
- 日本株式
- 先進国株式
- 新興国株式
- 新興国債券
- 先進国REIT
にそれぞれ投資するインデックスファンドです。
日本株式:先進国株式:新興国株式 = 6 : 60 : 8
となっているのは、MSCIのインデックスをベースにした時価総額の比率になるように配分しているためです。
詳しくは以下の記事をご覧頂ければと思います。
一方、新興国債券 16%、先進国REIT 10%というのは、特に根拠はないです。
何となくです。
日本債券や先進国債券はゼロですし。
2014年9月から20018年1月までのアセット・アロケーション
2014年9月以降、個人型確定拠出年金に移換する直前まで、アセット・アロケーションは次のようになっていました。
- 100% 野村DC外国株式インデックスファンド
先進国株式1本です。
シンプルで、とてもスッキリしていますね。
今度こそ、悟りの境地にたどり着いた感があります。
なお、日本株式、新興国株式ともに保有していないように見えますが、これはあくまで企業型確定拠出年金口座内の話であって、筆者は特定口座などでは日本株式や新興国株式をいくらか保有していました。
特に、新興国株式は、特定口座で利用できる投資信託で信託報酬がかなり低いものが出てきたこともあり、当時は新興国株式は特定口座で保有するようにしていました。
ただ、「企業型確定拠出年金口座内でシンプルに一本だけ保有するなら、、、?」と考えるなら、筆者が利用していた確定拠出年金口座内の場合、結論はやはり先進国株式インデックスファンドになります。
2013年9月から20018年1月までの損益率
この期間の損益率はグラフのようになっています。
ここでは、
損益率 = 時価評価額 / 掛金額累計 – 1
として計算しています。
損益に波があるのはいつも通りですが、悪いときでも+44.5%、いい時は+101.6%となっており、ここまで来ると、今後は含み損に突入する可能性はかなり低いのではないか、という気がしてきます(何が起こるかはわかりませんが、、、)。
16年強ほど運用してきて、やっと、なんとか安心感のある含み益の領域に入ってきています。
現在は、個人型確定拠出年金に移換して、そちらで運用を継続していますが、そちらでも先進国株式を中心に運用しています。
ここまで、2018年1月までの16年強にわたる企業型確定拠出年金口座でのアセット・アロケーションと損益率を振り返ってきました。
次回は最終回として、全体の振り返りと、今の知識を持っていたら新入社員時点でどういった選択をしていたか、などについて書いてみたいと思います。
続きはこちらです。
よろしければ、次の記事もご覧頂ければと思います。