金融庁がつみたてNISAの利用状況を発表し、制度開始から3ヶ月の2018年3月末時点までで、つみたてNISAの口座数が50万口座を突破したようです!
NISA(一般・つみたて)の現状、「職場つみたてNISA」の取組みの現状等について(金融庁)
では、開示資料を少し詳しく見ていきます。
つみたてワニーサが活躍!
表紙に、つみたてNISAのキャラクター、つみたてワニーサが登場しています!
ツイッターアカウントも開設され、いろいろ活躍していますね。
つみたてNISAの口座数が50万口座を突破!
今年の1月から3月までに開設されたつみたてNISAの口座数が50万7,462口座ということで、50万口座を突破しています!
つみたてNISAでの買付額は110億9,681万円!
グラフは、一般NISAとつみたてNISAの合算になっていますが、つみたてNISAだけを見ると買付額は110億9,681万円となっているようです。
1口座あたりの買付額を計算してみると、
110億9,681万円 ÷ 50万7,462口座 = 21,867円
となっています。
一方、単純に1ヶ月あたり33,333円の買付枠があると仮定すると、3ヶ月間では99,999円ですので、つみたてNISA枠の消化率は
21,867円 ÷ 99,999円 = 21.8%
となります。
もちろん1月に口座開設している方ばかりではなく、2月や3月に口座開設された方もいらっしゃるでしょうし、まだつみたてを始められていない方もいらっしゃるのが実状かと思います。
つみたてNISAの口座開設者は、20代~40代で全体の7割!
つみたてNISAの口座開設者は、20代~40代の方で全体の約7割ということで、まさに資産形成層の方を中心に利用されている状況がわかります。
一般NISAでは20代~40代の方が全体の3割ということですから、かなり対照的ですね。
ちなみに、50万7,462口座のうち、20代~40代の方が67%ということなので、
50万7,462口座 ✕ 67% = 33万9,999口座
が20代~40代の方の口座数ということになります。
年齢別の人口(総務省の人口推計)を確認すると、20代~40代の方は46,414,000人(平成29年)いらっしゃるようですので、
339,999 ÷ 46,414,000 = 0.73%
となります。
1000人あたり7人ほどが利用しているということで、普及していくにはまだ時間がかかりそうですね。
つみたてNISAの毎月の積立投資金額は1万円以下の人も多い模様
全体の統計ではありませんが、A社、B社、C社とこの3社で利用している方の毎月の積立投資額が円グラフで表されています。
半分くらいの方が30,000円超となっているA社のようなところもあれば、10,000円以下の方が過半を占めるB社やC社のようなところもあるようです。
つみたて投資がまったく初めてという方でしたら、まずは毎月1,000円からでも始めてみるのがよいと思います。
習うより慣れろ、とも言いますし。
毎月1000円だとしても、実際にやってみると、「ああ、こういう感じなんだ」というのがよくわかり、理解が深まると思います。
百聞は一見にしかず、とも言いますし。
ということで、つみたてNISAの利用状況でした。
最後につみたてNISA関連記事をご紹介しておきますので、よろしければご覧頂ければと思います。
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