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株式会社ウェルスペントのファイナンシャルプランナー、横田健一です。

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高校はできれば私立に行かせたい!

でも、学費が気になる、、、

 

そんな方に朗報です。今なら、私立高校に行っても、132万円もらえる可能性が、、、

 

高校の教育費は、公立なら135万円、私立なら312万円

そもそも高校の教育費はいくらかかるのでしょうか。

 

幼稚園から高校までの教育費は以下の記事で確認しています。

教育費の最新事情!(1)幼稚園から高校まで、公立なら542万円、私立なら1772万円!

 

結果は次の通り、高校(全日制)3年間の教育費は公立の135万円に対して、私立が312万円その差は177万円となっています。

 

education-expense-2018-03-02_1001

平成28年度子供の学習費調査(文部科学省)より、ウェルスペント作成

 

差額177万円ということは、1年あたり60万円弱、1ヵ月あたりだと5万円弱の差です。

 

なかなかの金額ですね。

 

就学支援金・授業料軽減助成金・奨学給付金

ここで登場するのが、

  • 就学支援金(全国一律)
  • 授業料軽減助成金(東京都)
  • 奨学給付金(東京都)

です。

 

東京都のウェブサイト 私立高校等に通う生徒の教育費を支援(東京都) に掲載されています。

 

上記の()に記載していますが、就学支援金は国の制度ということで全国の都道府県で一律に給付を受けることができます。

 

一方、授業料軽減助成金奨学給付金は、(公財)東京都私学財団が実施する形ですので、東京都特有の制度です(おそらく他の道府県でも類似のものがあるのではないかと思いますが、そこは未確認です)。

 

それぞれの給付額は?

では、実際の給付額を確認してみましょう。

 

以下の表の通りですが、まず年収目安とある通り、年収によってもらえる世帯ともらえない世帯があります。

4人世帯で年収約910万円以上の世帯の場合は、これらの給付金は受け取れません。

 

 

年収約760万円~約910万円の世帯では、就学支援金のみ年額118,800円、3年間だと合計約35万円受け取れることになります。

 

一方、年収約760万円未満の世帯であれば、就学支援金授業料軽減助成金を併せて年額442,000円、3年間で合計約132万円が受け取れることになります。

 

そして、年収約250万円未満の世帯は、上記の就学支援金授業料軽減助成金に加えて、さらに奨学給付金を受け取ることができます。

 

ということで、年収約760万円未満の世帯であれば3年間で約132万円ということで、公立と私立の差額である177万円のうち、4分の3くらいはこれらの支援金・助成金で補えることになります。

 

45万円くらいの差であれば、月額1万2500円程度の差ですから、私立に行ったとしてもそこまで負担感はないのではないでしょうか。

 

最後に

今回は東京都の例でしたが、このくらい給付金をもらえるのであれば、「何が何でも公立に行かせないと!」と、経済的な理由で選択肢を狭める必要はないかもしれませんね。

 

上の表にもありますが、年収目安や保護者が都内在住かどうかといった条件はあるものの、条件を満たせば確実にもらえるお金です(電話で東京都に確認しました)ので、今であれば私立という選択肢も視野にいれることができるのではないでしょうか。

ただ、今はこのような給付金がありますが、今後もずっと同じ金額が給付されるとは限りませんので、ご自分のお子さんが進学する時点での最新情報を必ずチェックして頂ければと思います(本記事は、2018年6月1日時点の情報をもとにしています)。

 

実際、入学してしまえば、こういった給付金の存在を案内してもらえるのかもしれませんが、「私立の学費は高いもの!」という強い思い込みのために、選択肢を排除してしまうといった機会損失がないようにして頂ければと思います。

 

よろしければこちらの記事もご覧頂ければと思います。

教育費の最新事情!(1)幼稚園から高校まで、公立なら542万円、私立なら1772万円!

教育費の最新事情!(2)教育費最大となる学年は?ライフプランで重要となる教育費のタイミングを確認します!

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皆様の資産形成の一助となれば幸いです。

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