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最新の世界の株式時価総額(MSCI 浮動株基準、2019年9月)

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資産形成ハンドブックでは、以下の記事でもご説明していますが、資産形成していく際にリターンを求めて投資する先としては、世界の株式に幅広く投資していくのがよいと考えています。

 

世界の株式に幅広く投資する方法(2)~つみたてNISAの対象商品から商品を選ぶ~

長期投資で利回り5%程度を実現するためのオススメ投資信託(2020年10月)

 

一般的に、世界の投資対象を地域の観点で分類する際には、日本、先進国、新興国といった形で整理されることが多いのが現状です。

 

そこで、日本、先進国、新興国のそれぞれの株式に投資することを念頭に、それぞれの割合(浮動株基準時価総額ベース)がどのようになっているか、最新の状況を確認しておきたいと思います。

 

「そもそも時価総額って?」という方は、まず以下の記事に目を通して頂ければと思います。

 

株式の時価総額とは?日本では1位のトヨタ自動車も、米国アップルの約4分の1

株式の浮動株時価総額とは?

 

2019年6月末における世界の株式時価総額

まずは3ヶ月前の、2019年6月末の状況です。

 

 

これを見ると、

日本:先進国:新興国 = 7.1 : 81.1 : 11.8 ~ 7 : 81 : 12

となっていることがわかります。

 

2019年9月末における世界の株式時価総額

次に、最新の2019年9月末の状況です。

 

 

これを見ると、

日本:先進国:新興国 = 7.3 : 81.2 : 11.5 ~ 7 : 81 : 12

となっていることがわかります。

 

もっとざっくりでよければ

日本:先進国:新興国 = 1 : 8 : 1

になります。

 

ちなみに、時価総額の水準は、ほとんど動いていないことがわかります。

時価総額も大きくは動かなかった一方で、日本、先進国、新興国の相対的な割合もほとんど変化しなかったということがわかります。

 

2019年9月末までのMSCI浮動株基準時価総額の推移

2018年3月末以降の推移を四半期ごとに見ると以下のグラフのようになっています。

 

 

日本が0.7%低下、新興国も0.7%低下する一方、先進国(日本を除く)が1.4%上昇となっています。

 

米国を中心とした先進国(日本を除く)の存在感が相対的に高まっていることがわかります。

 

日本でお仕事をして収入を得ている方は、以下の記事で紹介したような考え方もありますので、保有されている金融資産はあえて日本以外を少し多めに、というのも一つの考え方になります。

「日本人だからこそ日本株はあまり持たない」という考え方

 

アセットアロケーションに正解はない、と言われることもありますが、資産形成ハンドブックでは、

全世界の株式を時価総額ベースで保有する

というのが基本的な考え方になると考えています。

 

ご参考となれば幸いです。

 

用語集

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筆者プロフィール

株式会社ウェルスペント 代表取締役
ファイナンシャルプランナー

横田 健一

Yokota Kenichi

横田 健一

一人でも多くの方に、人生の最期で「有意義な人生だったなぁ」と感じていただけるよう、お金・資産形成の面から、皆様のお役に立ちたいと考えております。 お金についての漠然とした不安、不満など、一人で悩まず、ぜひお気軽にご相談ください。

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新しいNISA
かんたん最強のお金づくり

河出書房新社 2023年6月

横田 健一 著

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