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指輪・挙式から新生活まで。最新「結婚マーケット調査2025」に学ぶ、賢い結婚資金の作り方

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「結婚には一体、いくらお金を準備しておけば安心なのだろう?」

幸せな未来を描き始めたとき、ふとそんな現実的な不安が頭をよぎることはありませんか?

結婚は人生の大きな節目であり、輝かしい新生活のスタートです。しかし、挙式、指輪、ハネムーン、そして新居の準備と、短期間に大きな支出が重なる時期でもあります。

最新のリクルートブライダル総研「結婚マーケット調査2025」のデータに基づいて、結婚にまつわる費用の「現実」と、無理のないスマートな資金計画についてご説明します。

1. 結婚式と披露宴:理想を叶えるための「予算の現実」

まず、最も大きな支出となるのが結婚式(挙式・披露宴・パーティー)です。

実施内容で変わる平均費用

調査によると、挙式や披露宴、食事会などを含めた結婚費用の全体平均は約210.1万円です。

ただし、この数字には「食事会のみ」といった少人数のケースも含まれています。最も一般的な「挙式と披露宴・パーティーの両方を実施した」カップルに限ると、平均額は約298.6万円と、300万円近い予算が必要になることがわかります。

内訳を見ると、挙式料の平均は約67.6万円、ゲストへのおもてなしである料理・飲み物の総額平均は約57.6万円です。また、近年のトレンドとして「自分たちらしさ」を重視する人が74.5%にのぼり、スナップ撮影(約14.7万円)やビデオ撮影(約16.0万円)など、二人の思い出を形に残すための費用も惜しまない傾向にあります。

「見積り」と「最終支払額」の差に注意

ここで非常に重要なのが、最初に式場からもらう「見積り」だけで計画を立てないことです。最終的な支払額が最初の見積りより上がったという人は48.2%と約半数にのぼります。さらに、上がった金額の平均は約70.4万円というデータも出ています。

「衣装にこだわりたい」「料理をグレードアップしたい」といった希望は、準備が進むほど具体的になるものです。あらかじめ「見積り+70万円」程度の余裕を持って資金計画を立てておくことが必要かもしれません。

2. 指輪と記念品:一生の宝物にかける金額

次に、結婚の証となる指輪の費用を見ていきましょう。

  • 婚約指輪(エンゲージリング): 平均 約43.8万円
  • 結婚指輪(マリッジリング): 夫側 約16.4万円、妻側 約20.0万円

ペアの結婚指輪で約36万円、婚約指輪も合わせると約80万円が平均的なラインとなります。また、婚約記念品を贈った際にお返し(返礼品)をする場合、その費用は平均で約18.6万円となっています。

3. 新婚旅行:二人の思い出への投資

結婚式前後の楽しみである新婚旅行についても、しっかり予算を組んでおきましょう。

新婚旅行にかかった事前予約費用の平均は約43.9万円です。これに加え、現地での食事やショッピングなどの支出として平均12.4万円が必要になっています。

合計で約56万円程度。行き先や時期によって変動は大きいですが、一つの目安として覚えておくと良いでしょう。

4. 新生活のスタート:引っ越しと家財道具の準備

結婚のイベントが終わっても、そこから本当の「生活」が始まります。実は、ここでもまとまったお金が必要です。

引っ越しと新居

調査対象者の38.4%が結婚を機に引っ越しをした、もしくは23.6%が引っ越しをする予定と回答しています。賃貸物件を借りる場合は、敷金・礼金や仲介手数料などの初期費用が必要です。

家具と家電

新しい住まいに合わせた家具や家電の購入費用も無視できません。

  • インテリア・家具: 平均 約26.7万円
  • 家電製品: 平均 約35.9万円

これらを合わせると、新生活の準備だけで約60万円以上の出費となります。

また、このタイミングで生命保険や損害保険を見直す人も多く、その支払額は9.6万円となっています。

5. 結婚に関する費用一覧

ここまでご紹介した主な費用を一覧にすると次のようになります。

出典:リクルートブライダル総研「結婚マーケット調査2025」

6. 資金の準備:どうやってお金を工面する?

ここまで読み進めて、「合計すると500万円!? そんなの無理!」と驚かれたかもしれません(挙式、披露宴・ウエディングパーティーともに実施の場合)。しかし、安心してください。結婚費用はすべてを自分たちの貯金から出すわけではありません。資金準備の「3つの柱」を理解しましょう。

1. ご祝儀(お祝い金)

    挙式と披露宴を両方行った場合、ご祝儀の総額平均は約180.1万円です。このお金は当日、支払いに充てることができるため、実質的な自己負担額は大きく抑えられます。

    2. 二人の貯金

      結婚のためにコツコツ貯金をしてきたカップルは67.3%にのぼります。その貯金額の平均は約244.9万円です。早い段階から二人で「月々いくら貯めるか」を話し合っておくことが大切です。

      3. 親・祖父母からの援助

        日本の結婚において、親・祖父母からのサポートは非常に大きいです。親からの援助があった人は65.9%と過半数を超えており、その援助額の平均は約140.6万円となっています。また、祖父母からの援助があった人は51.8%と同じく過半数を超えており、その援助額の平均は約45.4万円となっています。

        援助の有無や金額は家庭によりますが、早めに相談しておくことで資金計画がぐっと具体的になります。

        出典:リクルートブライダル総研「結婚マーケット調査2025」

        7. 成功する結婚準備のための3つのポイント

        これから準備を始める皆さんに押さえておいていただきたい3つのポイントは次の通りです。

        1. 「総額」ではなく「自己負担額」で考える

        「式に300万円かかる」と考えるのではなく、「300万円(支出)-180万円(ご祝儀)=120万円(実質負担)」のように、入ってくるお金も含めたネット(正味)の金額で計算しましょう。

        1. 新生活費を「別枠」で確保する

        結婚式の華やかさに目を奪われがちですが、その後の生活が破綻しては本末転倒です。家具・家電・引っ越し費用は、あらかじめ式用の予算とは別で管理しておきましょう。

        1. 価値観のすり合わせを怠らない

        結婚式を実施して得られたこととして「お互いの価値観をすり合わせられた」という意見が68.6%にのぼります。お金の使い道を話し合うことは、今後の長い結婚生活に向けた「最初の共同作業」と言えます。

        まとめ

        結婚に関する費用は、挙式・披露宴から新生活まで合わせると多額になりますが、ご祝儀や親族からの援助、そして計画的な貯金によって、多くのカップルが自分たちらしいスタートを切っています。

        実際に式を挙げた人の総合満足度は85.4%と非常に高く、「家族や友人との絆が深まった」「結婚した実感が湧いた」と、お金以上の価値を感じている人がほとんどです。

        数字を正しく把握し、二人でしっかりとコミュニケーションを取りながら、無理のない、そして最高に幸せな結婚準備を進めていただければと思います。

        出典:結婚マーケット調査2025(リクルートブライダル総研)

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        横田 健一 著

        筆者プロフィール

        ファイナンシャルプランナー
        株式会社ウェルスペント 代表取締役

        横田 健一

        Yokota Kenichi

        横田 健一

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