昨日は、家計簿をつけるなら、家計簿をつける目的を明確にしましょうとお伝えしました。
では、実際に、できるだけ手間暇をかけずに、家計簿をつけていくズボラ家計簿実践術をご説明していきたいと思います。
今回はその1ということで、名付けて、銀行口座集中法です(勝手に名付けてみました)。
では早速、できるだけ手を抜いて仕組み化するズボラ家計簿実践術を具体的にご説明していきます。
できるだけ手を抜いて、仕組み化しましょう
ここでのポイントはできるだけ手間暇をかけない、負担にならない、仕組みを作っていくということです。
では、具体的にはどうするのか。
結論から言いますと、1つの銀行口座にすべての収入と支出を集中させるだけです。
銀行口座集中法
まず普段使っている銀行口座、もしくはこれから1つに集中して使っていく銀行口座を決めます。
決めたら、お給料などすべての収入を全てその銀行口座に入金されるように設定します。
一方、日々の生活費、住居費(住宅ローンや家賃など)、交際費、趣味・娯楽費、教育費、保険料などすべての支出もすべてそこの銀行口座から引き出して使うようにします。
水道光熱費の引き落とし、新聞代、インターネット料金、携帯電話代等々、とにかくすべてのお金がこの口座から支払われるようにします。
クレジットカードを使って支払う場合には、クレジットカードの引き落としもこの口座から引き落とされるようにしましょう。
さらに、普段現金を下ろす場合や何か振込をする場合も、必ずこの銀行口座から行うようにしましょう。
このようにすることで収入、支出の全てを把握することができるはずです。
銀行口座集中法のやり方はこれだけです。
このルールさえ守っていれば収入と支出の総額をきちんと把握することができます。
これでは具体的な明細がわからないのではないか?
この方法では、具体的に何にどれだけ使ったかわからないのではないか?というご指摘もあるかもしれません。
その通りです!
現金で引き出した分は引き出したで、飲み食いに使っているかもしれませんし、雑誌や書籍を買っているかもしれません。スーパーやドラッグストアでの買い物に使ったかもしれません。
でも、それでいいのです!
明細は必要ありません。
いくら使ったか、まずはそれを把握することが重要です!
支出が収入の範囲に収まっていること、できれば収入の1割位のペースで残高が増えていっていること、が確認できればよいのです。
昨日の家計簿をつける目的は何ですか?家計簿をつけるなら、目的を明確にしてできるだけ手を抜きましょう!では、家計簿をつける目的は以下の3つがあるのではないかとご説明しました。
- 支出総額を把握するため
- 支出の内訳を理解するため
- 節約を含め、お金の使い方を見直していくため
このズボラ家計簿実践術その1:銀行口座集中法では、1つ目の目的さえ達成できればよいと考えています。
クレジットカードを利用した場合など、実際に買い物をした日と、引き落とし日の間に1~2ヶ月位ズレがあるので、それを把握できないではないないか?というご指摘もあるかもしれません。
しかし、それも気にする必要はないでしょう。
1年でならせば、そのタイミングのずれは気にする必要がなくなります。
定期的にチェックすることが重要
このズボラ家計簿実践術は、1つの銀行口座に収入と支出を集中させること以外ほとんどやることはないのですが、一つだけやらなければならないことがあります。
それは、収入と支出を1つの銀行口座で管理するようになったら、必ず定期的にチェックするということです。
最初は少なくとも月に1回はチェックして頂きたいですが、ある程度慣れてきて、よりズボラな方は3ヶ月に1回でもいいかもしれません。
具体的なやり方は
- 銀行に通帳を持って行って記帳する
- ネットバンキングであれば必ずログインしてチェックする
- 家計簿アプリなどに銀行口座の情報登録して必ずログインしてチェックする
などやり方は人それぞれで結構ですが、必ず定期的に残高、そして収入と支出の具体的な明細をチェックしてみましょう。
いずれにしても定期的にチェックすることが重要です。
そして、どのくらいの収入があり、どんなことにいくらぐらい使っているのか、チェックしましょう。
クレジットカードで払っている分については、クレジットカード明細も確認するようにしましょう。
(現金で支払った分については、上述の通り、細かく把握する必要はないでしょう。半分くらいが飲み代で、残りは平日のランチ代かな、とか、ざっくりわかればいいでしょう)
1年間経過したら、いくら収入があって結果的にいくら生活に使ったのか、確認しましょう。
そして資産が増えているのか、減っているのか確認して頂きたいのですが、給与天引きなどで積立をやられている方は、その積立分の残高も忘れずに確認しておきましょう。
現在お仕事をしながら資産形成を行っている現役世代の方であれば、資産が着実に増えているか、確認しましょう。
また、すでに引退され、資産活用(取り崩し)世代のかたであれば、どのくらいのペースで資産が減っていっているのか、確認しましょう。
以上、これがズボラ家計簿実践術 その1:銀行口座集中法です。