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昨日の単身者世帯(シングル)に続いて、本日は二人以上世帯金融資産保有額について確認していきます。

 

単身者世帯(シングル)の金融資産はどのくらい?20代、30代、40代、50代、60代と年齢別に確認します!

 

家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成29年調査結果(金融広報中央委員会)の結果を確認していきます。

 

調査概要

  • 調査時期
    • 平成29年6月16日(金)~7月25日(火)
  • 調査対象
    • 全国8,000世帯(世帯主が20歳以上でかつ世帯員が2名以上の世帯)
  • 回収率
    • 47.1%
  • 調査対象世帯の抽出方法
    • 層化二段無作為抽出法
  • 調査方式
    • 訪問と郵送の複合・選択式

 

この調査における「金融資産」とは?

この調査における「金融資産」とは何を意味しているのでしょうか。

 

*この調査で「金融資産」とは、預貯金などの金融商品を指します。お答えいただく際には、以下の点にご留意ください。

① 「金融資産」には、土地・住宅・貴金属等の実物資産は含みません。また、現金も含みません。

② 商・工業や農・林・漁業等の事業のために保有している金融資産は除いてください。

③ 預貯金については、定期性預金・普通預金等の区分にかかわらず、運用の為または将来に備えて蓄えている部分を「金融資産」とし、日常的な出し入れ・引落しに備えている部分は除いてください。

 

家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成29年調査結果(金融広報中央委員会)より

 

このように定義されていて、ざっくり言うと、日常的な生活費として出し入れしている部分を除いて、将来のために運用しているお金をこの調査では「金融資産」と呼んでいることになります。

 

二人以上世帯の金融資産保有額の平均値は1151万円!中央値は380万円!

二人以上世帯(ここでは、世帯主が20歳以上でかつ世帯員が2名以上の世帯)の金融資産保有額の

 

平均値は1151万円

中央値は380万円

 

となっています。

 

平均値と中央値については以下の記事をご覧頂ければと思いますが、今回の例で簡単にご説明すると、中央値というのは調査対象の方全員の金融資産を小さい順に並べていって、ちょうど真ん中の方が保有している金額ということになります。

 

ということで、「平均値1151万円」と聞くと、

 

「エッ!みんなそんなに持ってるの、、、!!!」

 

と思われる方も多いのではないかと思います。

 

しかし、小さい順に並べていった場合のちょうど真ん中の方が持っている金額は380万円ということですから、380万円という数字の方がフツーの人が持っている金額のイメージに近いのではないかと思います。

 

二人以上世帯の金融資産保有額の平均値はほぼ変わらず、一方中央値はどちらかと言えば低下傾向

2008年以降の二人以上世帯の金融資産保有額の推移は次のようになっています。

 

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家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成29年調査結果(金融広報中央委員会)より

 

金融資産保有額の平均値は、多少の変動があるものの、1150万円前後で大きくは変動していないようです。

 

一方、中央値(グラフの折れ線)は、2009年、2010年に500万円だった点を踏まえると、直近では低下していると言えるでしょう。

 

ただ、平均値と中央値が乖離しているので二極化していることは否めませんが、単身者世帯(シングル)ほどその差は大きくないようです。

 

では、世帯主の年齢別に金融資産保有額を確認していきます。

 

20代の二人以上世帯の金融資産保有額の平均値は321万円!中央値は77万円!

20代の二人以上世帯の金融資産保有額

 

平均値は321万円

中央値は77万円

 

となっています。

 

分布は次のグラフのようになっていて、非保有(つまりゼロ)と回答した方が35.6%にのぼっています。5割強の方は200万円未満になっているようです。

 

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家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成29年調査結果(金融広報中央委員会)よりウェルスペント作成

 

30代の二人以上世帯の金融資産保有額の平均値は470万円!中央値は200万円!

30代の二人以上世帯の金融資産保有額

 

平均値は470万円

中央値は200万円

 

となっています。

 

分布は次のグラフのようになっていて、非保有(つまりゼロ)と回答した方が33.7%にのぼっています。しかし、20代と比べると、700万円以上、1000万円以上の層の厚みが増しており、資産形成が進んでいる様子が確認できます。

 

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家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成29年調査結果(金融広報中央委員会)よりウェルスペント作成

 

40代の二人以上世帯の金融資産保有額の平均値は643万円!中央値は220万円!

40代の二人以上世帯の金融資産保有額

 

平均値は643万円

中央値は220万円

 

となっています。

 

分布は次のグラフのようになっていて、非保有(つまりゼロ)と回答した方は30代と同じく33.7%にのぼっています。しかし、40代になると、1000万円以上に加えて、1500万円以上、2000万円以上、3000万円以上の層も増加しており、さらに資産形成が進んでいる様子が確認できます。

 

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家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成29年調査結果(金融広報中央委員会)よりウェルスペント作成

 

50代の二人以上世帯の金融資産保有額の平均値は1113万円!中央値は400万円!

50代の二人以上世帯の金融資産保有額

 

平均値は1113万円

中央値は400万円

 

となっています。

 

分布は次のグラフのようになっていて、非保有(つまりゼロ)と回答した方は引き続き3割強にのぼっています。しかし、50代では40代からさらに資産形成が進んでおり、700万円以上から、3000万円以上の層がかなり増加しています。

 

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家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成29年調査結果(金融広報中央委員会)よりウェルスペント作成

 

60代の二人以上世帯の金融資産保有額の平均値は1411万円!中央値は601万円!

60代の二人以上世帯の金融資産保有額

 

平均値は1411万円

中央値は601万円

 

となっています。

 

分布は次のグラフのようになっていて、非保有(つまりゼロ)と回答した方は3割を切っています。しかし、60代では退職金を受け取った方が多いためか、3000万円以上の層が一気に15.7%まで上昇しています。

60代以降、資産を取り崩しながら生活していく資産活用期に入っていく方が多いと思いますが、人生における金融資産のピークが60代くらいになるのがうまいお金の使い方(ウェルスペント)なのではないかと思います。

 

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家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成29年調査結果(金融広報中央委員会)よりウェルスペント作成

 

70代の二人以上世帯の金融資産保有額の平均値は1768万円!中央値は600万円!

70代の二人以上世帯の金融資産保有額

 

平均値は1768万円

中央値は600万円

 

となっています。

 

分布は次のグラフのようになっていて、非保有(つまりゼロ)と回答した方は3割を切っています。しかし、60代から70代に入ってもさらに資産形成は継続しているようで、3000万円以上の層が一気に18.8%とさらに上昇しています。

70代では現役引退した方が多いのではないかと思いますが、それでも金融資産保有額が増加しているということは、年金を受け取りながら、その収入内で生活している人が多いのではないかと思われます。

 

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家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成29年調査結果(金融広報中央委員会)よりウェルスペント作成

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

 

資産形成にしていくにあたり大切なことは、あくまで自分のライフプランとそれに伴って必要となるお金を確認することだと考えています。

 

なので、他の人がいくら持っているか、ということは、自分のライフプランとは関係ないはずですが、それでも他人の懐事情が気になる方は多いようです。

 

ご自身の収入、支出、そして保有している資産をもとに、長期的なライフプランニング、ファイナンシャル・プランニングを行っていくことが大切です。

まずはご自身の状況をきちんと確認することから始めていきましょう。

 

 

皆様の資産形成の一助となれば幸いです。

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