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TOPブログ「趣味としての株式投資」と「資産形成としての株式投資」

「趣味としての株式投資」と「資産形成としての株式投資」

投稿日:

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みなさんは、株式投資と聞くとどんな印象をお持ちでしょうか?

 

株式投資なんてギャンブルだ!

株式投資は資産形成に重要な役割を果たす!

事前に分析して割安だと思って買った銘柄の株価が大きく上昇した時の醍醐味はたまらない!

 

など、様々な見方で捉えられているかもしれません。

 

このように捉え方は人それぞれかもしれませんが、本日は、

「趣味としての株式投資」

「資産形成としての株式投資」

という2つの視点から株式投資について考えてみたいと思います。

 

「移動手段としての自動車」と「殺人兵器としての自動車」

「株式投資」の話に入る前に、まず自動車の例で考えてみたいと思います。

 

一般的に多くの方が思い描く自動車は、「移動手段としての自動車」ではないでしょうか。

もちろん用途に応じて、

  • お客様を訪問するために使う自動車
  • 週末に家族でドライブする時に使う自動車
  • 流通業界などで商品を運ぶために使う自動車

など、いろいろあるかと思いますが、基本的には移動手段だと思います。

 

ただ、一般的には「移動手段」と考えられている自動車ですが、時には「殺人兵器」として使われてしまうこともあります。

 

少し物騒な話になってしまい恐縮ですが、自動車で人をひき殺そうと思えば、現実的にはできるかと思います。

 

もちろん自動車を運転するためには、教習所に通って運転免許証を取得し、一度取得した後も更新の手続きなどが求められます。つまり、自動車をどのように扱えばいいのか、どのようにつきあえばいいのか、基本的なことはすべて学習して初めて運転できるようになるわけです。

 

「趣味としての株式投資」と「資産形成としての株式投資」

そこで、本日の本題に入っていきたいと思うのですが、株式投資についても、

「趣味」(エンタメ)

もしくは

「資産形成」

のどちらとして捉えるかで大きく変わってきます(この2つ以外にも選択肢はあるかも知れませんが)。

 

「趣味としての株式投資」であれば、競馬、競輪などと同様、

一定の金額までと決めて、自ら分析し、当たった!外れた!と一喜一憂を楽しむ

という付き合い方になると思います(中には本気で資産形成のためと思いつつ、このような形で取り組んでいらっしゃる方もおられるかもしれませんが、、、)。

 

有価証券報告書、決算短信、会社四季報といった資料を読み込んだり、

財務諸表と現在の株価からいわゆるPER、PBR、ROEなどを計算して割安・割高を判断したり、

はたまたローソク足、移動平均線、RSIなどいわゆるテクニカル指標を見ながら売買判断をしていく、

といった活動は楽しいと思います(失敗すると悲しいのですが、、、)

 

そして、そういう楽しみ方も当然アリ、だとは思うのですが、これはあくまで「趣味としての株式投資」だと思います。

 

一方、「資産形成としては、競馬、パチンコ、宝くじをやってます」といった人がいないように(ひょっとしたらいらっしゃるかもしれませんが、、、)、このような「趣味としての株式投資」は、人生の前半で行っていくべき「資産形成」の一部にはならないと考えています。

 

次の図のように、現役時代は収入の一部を積み立て、現役引退後に備えて資産形成していくことが重要です。

money-through-life

 

10日ほど前に、次の記事で、株式投資と言っても様々なスタイルがあることをご説明しましたが、「資産形成としての株式投資」として必要なスタイルは、長期・分散・積立で行う株式投資だと考えています。

株式投資のリスクはピンキリ!コロナショックの今、ご自身のポートフォリオを確認しておきましょう!

 

捉え方で「趣味」にも、「資産形成」にもなる株式投資

冒頭、自動車の例を出しましたが、「株式投資」についても、どのようにつきあうかで、「趣味」にも、「資産形成」にもなるわけです。

(ただ、株式投資についてきちんと勉強していないと、この区別をするのは必ずしもやさしいわけではないのですが、、、。そして、自動車教習と異なり、何をどの程度勉強するかといった、一定のカリキュラムのようなものがないのです)

 

人生を送っていくためには、お金が必要になるわけですが、そのためには大きく分けると次の2つしかありません。

  1. 自分の時間を使って従業員もしくは個人事業主として働き賃金を得る方法(勤労所得)
  2. 自分のお金を使って株式を所有し、その株式会社のビジネスから収益を得る方法(財産所得)

 

この財産所得としての株式投資については次の記事でご説明していますので、ぜひご覧頂ければと思います。

パン作りで学ぶGDP入門

 

そして、一般的な方が資産形成していくにあたり利用すべきは、まさに「資産形成としての株式投資」であって「趣味としての株式投資ではないと考えています。

(勘違いして頂きたくないのですが、「趣味としての株式投資」が不要と言っているわけではありません。あくまで、楽しみたい方は、身を滅ぼすようなリスクを取らない範囲でやられたらいいと思います)

 

投資信託といった商品を利用することにより、誰もが手軽に、少額から世界の幅広い銘柄に分散しながら積立投資を実行していける時代になっています。

 

「資産形成としての株式投資」というのは、まさにそういったスタイルの株式投資だと考えています。

 

  • 「趣味としての株式投資」
  • 「資産形成としての株式投資」

この2つを明確に区別しつつ、みなさんそれぞれの必要に応じて株式投資に取り組んで頂くのがよいかと思います。

 

具体的な投資信託選びについては、よろしければ、次の記事を参考にして頂ければと思います。

長期投資で利回り5%程度を実現するためのオススメ投資信託(2020年10月)

 

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筆者プロフィール

株式会社ウェルスペント 代表取締役
ファイナンシャルプランナー

横田 健一

Yokota Kenichi

横田 健一

一人でも多くの方に、人生の最期で「有意義な人生だったなぁ」と感じていただけるよう、お金・資産形成の面から、皆様のお役に立ちたいと考えております。 お金についての漠然とした不安、不満など、一人で悩まず、ぜひお気軽にご相談ください。

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