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先月1月18日に厚生労働省から平成31年度の年金額が発表されました。

 

そこで、本日は、現在の水準を前提とした場合、公的年金から総額でいくらくらい受け取ることができると期待できるのか、確認してみたいと思います。

 

平成 31 年度の年金額改定

1月18日に平成31年度から新規で公的年金を受け取る方の年金額が次のように公表されました。

 

平成31年度の年金額改定について(厚生労働省)

 

20190219-public-pension-receivable-amount

平成 31 年度の年金額改定(厚生労働省)

 

20歳から60歳まで、40年間国民年金のみに加入していた方は、65歳から月額65,008円を受け取ることができます。

 

一方、会社員などで厚生年金に加入していた方は、平均標準報酬が月額42.8万円(賞与を含む年収を月額換算したもの)だった場合、65歳から月額156,496円(=221,504円 – 65,008円)を受け取ることができるわけです。

 

65歳における平均余命は?

では、一般的に、年金を受け取り始める65歳時点における平均余命は何年くらいなのでしょうか。

 

平成29年簡易生命表(厚生労働省)によると、次のようになっています。

 

20190219-average-remaining-life

主な年齢の平均余命(厚生労働省:平成29年簡易生命表より)

 

65歳における平均余命は、男性で19.57年女性で24.43年となっています。

 

年金額(月額)と平均余命がわかったので、実際に受け取ることができるであろう、総額を計算してみましょう。

 

自営業の方

まず自営業の方は、国民年金のみですので、

男性なら、

65,008円✕12ヶ月✕19.57年=1,527万円(万円未満四捨五入)

女性なら、

65,008円✕12ヶ月✕24.43年=1,906万円(万円未満四捨五入)

となります。

 

ということで、単純に男女の平均を取ると1,716万円ということになりますね。

 

なお、配偶者の被扶養、いわゆる専業主婦(夫)の期間が長い方は、こちらの数字に近いはずです。

 

会社員の方

次に会社員の方は、厚生年金ですので、

男性なら、

156,496円✕12ヶ月✕19.57年=3,675万円(万円未満四捨五入)

女性なら、

156,496円✕12ヶ月✕24.43年=4,588万円(万円未満四捨五入)

となります。

 

ということで、こちらも単純に男女の平均を取ると4,131万円ということになります。

 

最後に

今回の計算は、40年間にわたって自営業もしくは会社員、受け取るのは65歳時点での平均余命、といったシンプルな前提でした。

 

現実には、

  • 転職して自営業と会社員の両方を経験されていたり、、、
  • 会社員での標準報酬月額がもっと高かったり、低かったり、、、
  • はたまた平均余命より10年以上長かったり、短かったり、、、

と様々な方がいらっしゃるかと思います。

 

ただ、いずれにしても約1500万円から4600万円くらいまで、受取総額で見ると、かなり大きなお金を受け取れることは間違いないでしょう。

 

ねんきん定期便ねんきんネットなどでしっかり確認して、自分がどのくらい受け取ることができそうなのか、大まかでもよいので自分の数字を確認しておくことが大切です。

 

その上で、会社員の方であれば勤め先から退職金企業年金をどのくらい受け取ることができるのかも確認しておきましょう。

 

老後のお金というと、どうしてもまだ先のこと、先のことはよくわからない、でも「なんとなく不安」となってしまいがちですが、確認できる範囲で、自分の数字を一つずつ確認しておくことが大切です。

 

その上で、自助として自分でどのくらい用意しておく必要があるのか確認し、具体的なプランを考えるようにしていきましょう。

 


皆様の資産形成の一助となれば幸いです。

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