資産形成ハンドブックでは、以下の記事でもご説明していますが、資産形成していく際にリターンを求めて投資する先としては、世界の株式に幅広く投資していくのがよいと考えています。
一般的に、世界の投資対象を地域の観点で分類する際には、日本、先進国、新興国といった形で整理されることが多いのが現状です。
そこで、日本、先進国、新興国のそれぞれの株式に投資することを念頭に、それぞれの割合(浮動株基準時価総額ベース)がどのようになっているか、最新の状況を確認しておきたいと思います。
「そもそも時価総額って?」という方は、まず以下の記事に目を通して頂ければと思います。
2018年9月末における世界の株式時価総額
まずは3ヶ月前の、2018年9月末の状況です。
これを見ると、
日本:先進国:新興国 = 7.6 : 81.4 : 11.1 ~ 8 : 81 : 11
となっていることがわかります。
2018年12月末における世界の株式時価総額
次に、最新の2018年12月末の状況です。
これを見ると、
日本:先進国:新興国 = 7.6 : 80.6 : 11.9 ~ 8 : 80 : 12
となっていることがわかります。
もっとざっくりでよければ
日本:先進国:新興国 = 1 : 8 : 1
になります。
ちなみに、時価総額の水準は、46,846,424 Mから40,565,340 Mへと1割以上低下していることがわかります。
市場全体は下げつつも、日本、先進国、新興国の相対的な割合は、それほど変化していないことになるわけです。
2018年のMSCI浮動株基準時価総額の推移
2018年3月末以降の推移を四半期ごとに見ると以下のグラフのようになっています。
少しずつ変動しているものの、大きくは変わっていません。
前回は先進国が上昇していましたが、今回は戻った感じですね。
10年、20年といった長期の時間軸で見ると、この相対的な割合は変化していく可能性が高いと思いますが、何か大きな要因でもない限り、1年程度ではその変化は気にする必要はなさそうですね。