使うと思って買ったけど、
思ったほど使わなかった
実は一度も使わないまましまってある
なんてモノをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ということで、みんなのかくれ資産調査委員会による「かくれ資産」に関する調査というものがありましたので、ご紹介させて頂きます。
調査概要
みんなのかくれ資産調査委員会では、“平成最後の大掃除”と言われる2018年の大掃除にむけ、家庭内の不要品の整理・処分の機運が高まるのを前に、株式会社ニッセイ基礎研究所の監修の元、全国の10代〜60代の男女2,536名に日本の一般家庭に眠る不要品(=1年以上利用してない品物)の総量に関する調査を行いました。
<みんなのかくれ資産委員会とは>
日本の家庭に眠る不要品の有効活用について、様々な角度から検証・提案を行うべく、株式会社ドリルが主体となり本年9月に発足。今回の調査データを元に、今後11月下旬には自宅のかくれ資産の推計総額をかんたんに簡易試算できるWEBサイト等を開設予定。
【調査レポートサマリー】
・調査監修:ニッセイ基礎研究所 生活研究部 主任研究員 久我尚子
・データ提供:株式会社メルカリ
・調査時期:2018年10月
・調査対象:10代〜60代の男女2536名
・調査手法:インターネット調査を元にした試算
日本のかくれ資産総額
日本のかくれ資産総額は約37兆円だそうです。
日本の個人金融資産が1800兆円と言われていますから、その2%程度の規模ということになりますね。
かくれ資産の主要構成品目
かくれ資産の内訳としては、
- 服飾雑貨
- 書籍・CD・ゲーム類
- 家具・家電・雑貨
といった順位になっているようです。
さらに具体的に見てみると、ジャケット・アウターがトップで、続いて、書籍・雑誌・コミックになっています。
1世帯あたりの平均かくれ資産
1世帯あたりの平均かくれ資産は69万4,099円だそうです。
人数別世帯構成のパターンごとに見ると、上の図のようになっており、人数の多い4人以上世帯では100万円を超えています。
成人1人あたり約30万円分くらいを持っているイメージでしょうか。
年齢別のかくれ資産
高齢になるほど、かくれ資産額は増えており、男女ともに60代で最高額になっています。
男女別のかくれ資産構成比
かくれ資産の構成比を男女別に見てみると、男性は服飾雑貨、書籍・CD・ゲーム類、家電・家具・雑貨、ホビー・レジャーと各項目に分かれている印象がありますが、女性の場合は服飾雑貨で半分以上が占められているようです。
年収に対するかくれ資産の割合は?
年収に対するかくれ資産の割合は、平均13%だそうです。
実際のかくれ資産額は自己予想の約3.2倍
実際にかくれ資産の額を自分で予想すると平均8.8万円程度のようですが、実際の金額は約28万円と、3倍以上になっているようです。
かくれ資産家はどのくらいいる?
年収に対するかくれ資産の金額が20.0%以上の人を、「かくれ資産家」と呼んでいるのですが、全人口の17.4%、6人に1人くらいが「かくれ資産家」になっているようです。
平均年齢は49.0歳、男女比は5:5と、性別による違いはないようですね。
ウェルスペントできていますか?
弊社の社名であるウェルスペントは、英語のwell spentで、有意義に使う、という意味から来ています。
「かくれ資産家」の方は、かくれ資産を処分して現金化し、今の自分がより必要なモノ、欲しいモノに替えていくことで、自分のお金をウェルスペントできるのではないでしょうか(→声を大にして自分にも言いたい(筆者))。
ご家庭に眠っている「かくれ資産」を少しでも実のある資産に替えて、より幸せな人生を送っていきましょう!
本記事では調査結果の一部のみをご紹介していますので、詳しくは みんなのかくれ資産調査委員会による「かくれ資産」に関する調査 をご覧頂ければと思います。