資産形成ハンドブックでは、以下の記事でもご説明していますが、資産形成していく際にリターンを求めて投資する先としては、世界の株式に幅広く投資していくのがよいと考えています。
1本の投資信託で日本、先進国、新興国とすべてをカバーできればよいのですが、現在日本国内で販売されているものは、日本、先進国、新興国とそれぞれ独立したものの商品が充実しており、「特定の1本で全世界に投資!」というより、日本、先進国、新興国の3つを組み合わせて投資した方がコストが安くなるのが現状です。
そこで、それぞれの割合(浮動株基準時価総額ベース)がどのようになっているか、最新の状況を確認しておきたいと思います。
2018年3月末における世界の株式時価総額
まずは3ヶ月前の、2018年3月末の状況です。
これを見ると、
日本:先進国:新興国 = 8 : 79.8 : 12.2 ~ 8 : 80 : 12
となっていることがわかります。
もっとざっくりでよければ
日本:先進国:新興国 = 1 : 8 : 1
でよいかと思います。
2018年6月末における世界の株式時価総額
次に、最新の2018年6月末の状況です。
これを見ると、
日本:先進国:新興国 = 7.6 : 80.8 : 11.6 ~ 8 : 80 : 12
となっていることがわかります。
(足してちょうど100になるように、整数で丸めるのが難しいですね。結局前回と変わらず、です)
もっとざっくりでよければ
日本:先進国:新興国 = 1 : 8 : 1
でよいかと思います。
2018年3月末から2018年6月末への変化
変化分を確認すると、次のようになっています。
日本と新興国が低下し先進国が上昇していますが、まあ誤差の範囲でしょうか。
少なくとも、個人の資産形成において気にする必要はないでしょう。すでに積み立てられている分については、自然とこのように変動しているはずです。
リバランスをされたい方は参考にして頂ければと思います。
なお、本記事は今後3ヶ月に1度のペースでアップデートしていこうと考えています。