幸せな人生を送るためには、ただ長生きするだけではなく、健康の寿命、お金の寿命も長くしていくことが大切だと考えています。
先週、健康寿命について最新の結果が発表され、男女ともに健康寿命が伸びたようです。
日本の健康寿命は、男性は72.14歳、女性74.79歳
厚生労働省が健康寿命の最新の調査結果を発表し、男性は72.14歳、女性74.79歳で、前回調査より男性は0.95歳、女性は0.58歳延びたようです。
【参考記事】 介護不要の健康寿命、男女で伸びる 都道府県別1位は?(朝日新聞デジタル)
都道府県別では、男性が山梨県で73.21歳、女性が愛知県で76.32歳
都道府県別では、男性が山梨県で73.21歳と、平均よりも1.07歳長くなっています。また、女性では愛知県で76.32歳と平均よりも1.53歳長くなっています。
山梨県、愛知県は男女ともに上位3位内に入っており、健康長寿の県になっているようです。
一方、最下位ですが、男性が秋田県で71.21歳、女性が広島県で73.62歳となっています。
それぞれ、男性1位の山梨県との差は2歳、女性1位の愛知県との差は2.7歳になっていますが、このくらいの差であれば、個人差の方が大きそうですね。
健康寿命のために山梨県や愛知県にわざわざ引っ越す必要はないかもしれません。
そもそも、健康寿命とは?「不健康な期間」とは?
ところで、そもそも健康寿命とは何でしょうか?
健康寿命の定義
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」
健康寿命とはどのようなもの?(生命保険文化センター)「日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間」
健康寿命(Wikipedia)
となっていますので、ほぼ文字通りですが、健康上の問題なく、自由に日常生活を送ることができる期間が健康寿命ということになります。
そして、上記の記事によると、「不健康な期間」について
16年の平均寿命(男性80・98歳、女性87・14歳)と健康寿命を比べると男性は8・84年、女性は12・35年の差があった。この間は「不健康な期間」とされ、医療や介護が必要となる可能性がある。
とありますので、「不健康な期間」、つまり「健康上の問題で日常生活が制限されてしまう期間」が男性は約9年、女性は約12年ほどあるのが現実になっています。
この期間が短ければ短いほど、医療や介護のお世話にならずに日常生活を送ることができるわけですから、当人はもちろん幸せでしょうし、日本全体としても社会保険料の抑制につながり、いいことずくめですね。
最後に
「資産形成ハンドブック」では、基本的には「お金の寿命」について取り上げていますが、せっかくお金の寿命を伸ばすことができたとしても、「健康寿命」も併せて伸ばすことができなかったら、幸せに暮らすことは難しくなってしまうかと思います。
よく、「今の食生活や運動習慣が、10年後、20年後の体を作る」などと言われますが、健康寿命を伸ばしていくためには、日々の生活習慣が何より大切なのだと思います。
3つの寿命(生命の寿命、健康の寿命、お金の寿命)を合わせつつ、伸ばしていくことで、幸せな人生を送りましょう。