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TOPブログ【2022年版】63資産の今後10~15年の期待リターン超長期予想:世界株式は3.30%、日本大型株式は5.00%、先進国株式は3.00%、新興国株式は5.20%!

【2022年版】63資産の今後10~15年の期待リターン超長期予想:世界株式は3.30%、日本大型株式は5.00%、先進国株式は3.00%、新興国株式は5.20%!

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2019年、2020年、2021年と以下の記事でご紹介させて頂きましたが、JPモルガン・アセット・マネジメントによる、63もの資産/アセットクラス(内訳:債券 25、株式 16、オルタナティブ 22)に関する、今後10~15年における期待リターンの予想がアップデートされ公表されていますので、ご紹介させて頂きます。

 

60資産の今後10~15年の期待リターン超長期予想:日本大型株式は5.00%、先進国株式は4.00%、新興国株式は6.75%、世界株式は4.25%!

【2020年版】60資産の今後10~15年の期待リターン超長期予想:日本大型株式は5.50%、先進国株式は4.50%、新興国株式は7.50%、世界株式は4.80%!

【2021年版】60資産の今後10~15年の期待リターン超長期予想:日本大型株式は5.10%、先進国株式は3.40%、新興国株式は5.80%、世界株式は3.70%!

 

株式投資って、どのくらい儲かるの?

債券投資の利回りはどのくらい?

オルタナティブって、どうなの?

 

といったことは誰もが気になるトピックなのではないでしょうか。

 

 

詳細情報は、以下のプレスリリースおよびスペシャルサイトをご覧ください。

J.P.モルガンの超長期市場予測>エグゼクティブ・サマリー

PDF版:J.P.モルガンの超長期市場予測>エグゼクティブ・サマリー

 

なお、とりあえず、結論を見たい方は以下のページが便利です。

期待リターン(2022年版、円ベース)

 

日本の個人投資家として確認しておきたい主要アセットクラスのリターンは?

日本の個人投資家として確認しておきたい主要アセットクラスとしては、以下の7つくらいかと思います。

  • 世界株式
  • 日本大型株式
  • 日本国債
  • 先進国株式(除く日本)
  • 先進国債券(除く日本)
  • 新興国株式
  • 新興国債券

 

上記に加えて、REIT(不動産投資信託)を加えてもよいかと思いますが、最低限という意味では、やはり主要国の株式、債券ということになるかと思います。

 

ということで、早速、具体的な期待リターン(以下、すべて日本円ベース)を確認してみましょう。

左から、今回の2022年、前回の2021年、前々回の2020年と併記しています。

 

 

世界株式3.30%、日本大型株式5.00%、先進国株式(除く日本)3.00%、新興国株式5.20%

世界株式は3.30%と、昨年からさらに0.4%ほど低下しています。

 

ここ数年は上がり続けていますから、その分、今後の10~15年では期待リターンが低下するのも当然かと思います(経済成長の前提が大きく変わっていないわけですから)。

 

地域別に見てみると、日本大型株式、新興国株式が5.00%、5.20%と高め、米国を含む先進国株式(除く日本)が3.00%と低めになっています。

 

JPモルガン・アセット・マネジメントさんの予想はこのようになっていますが、他の金融機関などは当然ですが異なる予想をしているはずです(あまり一般的に公開されていないのでわかりませんが)。

 

今後の人生を考えたときに、10~15年で終わるというわけではありませんので、もっと長期的に30~40年といった時間軸で考えて、ざっくり長期的には、株式は4~5%くらいかなぁ、とおおらかに、ゆったり、どっしりと構えておけばよいと考えています。

 

フツーの人が、フツーに資産形成していく場合、リスク資産として保有するのは世界株式100%のみで十分、と資産形成ハンドブックでは考えています(債券やREITなど混ぜてもいいですが、十分に分散された世界株式のポートフォリオになっていれば、混ぜなくても特に困らない、という立場です。また、リスク資産として運用するお金以外に、生活防衛資金やライフイベントに向けた資金は別途確保しておく、という考え方です)。

 

このあたりは以下の動画でご説明していますので、ご覧いただければと思います。

 

 

「リターンが高そうだから日本や新興国に絞って投資する」ということではなく、経済の長期的な変動を考慮し、あくまで幅広く世界に分散して投資しておくのが重要です。

 

日本債券0.7%、先進国国債(除く日本)0.60%、新興国国債3.50%

一方、債券のリターンは株式と比べると低いですが、特に日本国債については今後10~15年という長期では0.70%というリターンが予測されています。

 

しかし、現在の日本10年国債の利回り水準(2021年12月23日時点で、0.060%)では、投資信託などを利用して日本債券に新規で投資した場合、信託報酬などの運用コストによって、投資家として得られるリターンがマイナスになる確率が高いと考えています。その点にはくれぐれもご注意頂ければと思います。

 

このあたりについては、以下の記事でご説明しておりますので、よろしければご覧頂ければと思います。記事は2年以上前のものになりますが、現在も状況はそれほど変わっておりません。

日本債券インデックスファンドを買ってはいけない!少なくとも今は。(2018年9月)

 

 

最後に

株式や債券への投資について過去の実績リターンは比較的入手しやすいデータですが、このように今後10~15年といった長期的な視点での期待リターンの予測データというのはなかなか入手できないものです。

 

このデータはあくまでJPモルガン・アセット・マネジメントという1つの会社の予測ですから、他の会社の予測は異なるでしょうし、どこの予測が当たるか、というのを事前に知ることはできません。

 

ただ、アセットクラス毎に、基本的にはこのくらいのリターンになりそうかな、という大まかな水準を理解しておくという意味では、非常に貴重で重要なデータだと思います。

 

いつもお伝えしていますが、株式の長期的な期待リターン4~5%程度と考えておくのが妥当だと思います。

 

なんだそんなものか、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、複利で10年、20年と長期で積み上げていくと、資産形成という意味ではかなりの威力を発揮します。

 

ぜひ長期分散積立投資低コストで行っていきましょう!

 

用語集

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筆者プロフィール

株式会社ウェルスペント 代表取締役
ファイナンシャルプランナー

横田 健一

Yokota Kenichi

横田 健一

一人でも多くの方に、人生の最期で「有意義な人生だったなぁ」と感じていただけるよう、お金・資産形成の面から、皆様のお役に立ちたいと考えております。 お金についての漠然とした不安、不満など、一人で悩まず、ぜひお気軽にご相談ください。

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横田 健一

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