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TOPブログ【2020年版】60資産の今後10~15年の期待リターン超長期予想:日本大型株式は5.50%、先進国株式は4.50%、新興国株式は7.50%、世界株式は4.80%!

【2020年版】60資産の今後10~15年の期待リターン超長期予想:日本大型株式は5.50%、先進国株式は4.50%、新興国株式は7.50%、世界株式は4.80%!

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昨年も以下の記事でご紹介させて頂きましたが、

 

60資産の今後10~15年の期待リターン超長期予想:日本大型株式は5.00%、先進国株式は4.00%、新興国株式は6.75%、世界株式は4.25%!

 

JPモルガン・アセット・マネジメントによる、60もの資産(内訳:債券 25、株式 15、オルタナティブ 21。筆者注:正確には、昨年と比較してオルタナティブが21になり、61資産になっているように見えます)に関する、今後10~15年における期待リターンの予想がアップデートされ公表されていますので、ご紹介させて頂きます。

 

株式投資って、どのくらい儲かるの?

債券投資の利回りはどのくらい?

オルタナティブって、どうなの?

 

といったことは誰もが気になるトピックなのではないでしょうか。

 

 

 

詳細情報は、以下のプレスリリースおよびスペシャルサイトをご覧ください。

プレスリリース:60資産の期待リターン超長期予想を発表 – 長期の「安定資産」としてオルタナティブが台頭。構造的な変化を迎えつつある金融市場 -(JPモルガン・アセット・マネジメント)

LTCMA(Long-Term Capital Market Assumptions)スペシャルサイト

 

なお、とりあえず、結論を見たい方は以下のページが便利です。

期待リターン(2020年版)

 

日本の個人投資家として確認しておきたい主要アセットクラスのリターンは?

日本の個人投資家として確認しておきたい主要アセットクラスとしては、以下の7つくらいかと思います。

  • 日本国債
  • 日本大型株式
  • 先進国債券
  • 先進国株式
  • 新興国債券
  • 新興国株式
  • 世界株式

 

上記に加えて、REIT(不動産投資信託)を加えてもよいかと思いますが、最低限という意味では、やはり主要国の株式、債券ということになるかと思います。

 

ということで、早速、具体的な期待リターンを確認してみましょう。

 

 

株式が4.50%~7.50%債券が0.30%~3.40%となっています。

2019年の予想と比較すると、株式の期待リターンは上昇していますが、債券の期待リターンは低下していることがわかります。

 

「昨年の予想からたった一年でこんなに数字が変わるのか!けしからん!いいかげんじゃないか!」などと怒ってはいけません。

ざっくり長期的には、株式は4~5%くらいかなぁ、とおおらかに、ゆったり、どっしりと構えておきましょう。

 

フツーの人が、フツーに資産形成していく場合、リスク資産として保有するのは世界株式100%のみで十分、と資産形成ハンドブックでは考えています。

 

「リターンが高そうだから新興国にばかり投資する」ということではなく、経済の長期的な変動を考慮し、あくまで幅広く世界に分散して投資しておくのが重要です。

 

 

また、日本国債については、今後10~15年という長期では0.30%というリターンが予測されています。

しかし、現在の日本10年国債の利回り水準(2019年12月18日時点で、マイナス0.020%)では、投資信託などを利用して日本債券に新規で投資した場合、信託報酬などの運用コストによって、投資家として得られるリターンがマイナスになる確率が高いと思われます。その点にはくれぐれもご注意頂ければと思います。

 

このあたりについては、以下の記事でご説明しておりますので、よろしければご覧頂ければと思います。

日本債券インデックスファンドを買ってはいけない!少なくとも今は。(2018年9月)

 

 

なお、本レポートでは、債券で25種類、株式で15種類、オルタナティブで21種類について、期待リターンボラティリティリスク)、相関係数についての予測が行われています。

 

具体的には以下に列挙したアセットクラスです。

 

ご興味ある方は、ぜひレポート本編で確認してみて頂ければと思います。

 

債券

  1. 日本インフレ率
  2. 日本短期金利
  3. 日本国債
  4. 米短期債券(国債・社債)為替ヘッジあり
  5. 米国総合債券 為替ヘッジなし
  6. 米国総合債券 為替ヘッジあり
  7. 米国ハイ・イールド債券 為替ヘッジなし
  8. 米国ハイ・イールド債券 為替ヘッジあり
  9. 米国レバレッジド・ローン 為替ヘッジなし
  10. 米国レバレッジド・ローン 為替ヘッジあり
  11. ユーロ圏総合債券 為替ヘッジなし
  12. ユーロ圏総合債券 為替ヘッジあり
  13. 先進国国債 為替ヘッジなし
  14. 先進国国債 為替ヘッジあり
  15. 先進国国債 除く日本 為替ヘッジなし
  16. 先進国国債 除く日本 為替ヘッジあり
  17. グローバル債券 為替ヘッジなし
  18. グローバル債券 為替ヘッジあり
  19. グローバル債券 除く日本 為替ヘッジなし
  20. グローバル債券 除く日本 為替ヘッジあり
  21. 新興国国債 為替ヘッジなし
  22. 新興国国債 為替ヘッジあり
  23. 新興国国債 現地通貨 為替ヘッジなし
  24. 新興国社債 為替ヘッジなし
  25. 新興国社債 為替ヘッジあり

 

株式

  1. 日本大型株式
  2. 日本小型株式
  3. 米国大型株式 為替ヘッジなし
  4. 米国小型株式 為替ヘッジなし
  5. 英国大型株式 為替ヘッジなし
  6. 欧州大型株式 為替ヘッジなし
  7. ユーロ圏大型株式 為替ヘッジなし
  8. 先進国株式 為替ヘッジなし
  9. 先進国株式 除く日本 為替ヘッジなし
  10. 世界株式 為替ヘッジなし
  11. 世界株式 除く日本 為替ヘッジなし
  12. アジア株式 除く日本 為替ヘッジなし
  13. 新興国株式 為替ヘッジなし
  14. 世界投資適格転換社債 為替ヘッジあり
  15. 世界転換社債 為替ヘッジあり

 

オルタナティブ

  1. 未公開株式 為替ヘッジなし
  2. 米国コア不動産 為替ヘッジなし
  3. 米国バリュー・アッド不動産 為替ヘッジなし
  4. 欧州(除く英国)コア不動産 為替ヘッジなし
  5. 米国不動産投資信託(REIT)為替ヘッジなし
  6. グローバルREIT 除く米国 為替ヘッジなし
  7. グローバルインフラ 為替ヘッジなし
  8. グローバルインフラデット 為替ヘッジなし
  9. ファンド・オブ・ヘッジファンド 為替ヘッジなし
  10. ファンド・オブ・ヘッジファンド 為替ヘッジあり
  11. イベント・ドリブン 為替ヘッジなし
  12. イベント・ドリブン 為替ヘッジあり
  13. ロング・バイアス ・ヘッジ・ファンド 為替ヘッジなし
  14. ロング・バイアス ・ヘッジ・ファンド 為替ヘッジあり
  15. レラティブ・バリュー 為替ヘッジなし
  16. レラティブ・バリュー 為替ヘッジあり
  17. マクロ・ヘッジ・ファンド 為替ヘッジなし
  18. マクロ・ヘッジ・ファンド 為替ヘッジあり
  19. コモディティ 為替ヘッジなし
  20. コモディティ 為替ヘッジあり
  21. 金 為替ヘッジなし

 

最後に

株式や債券への投資について、過去の実績リターンは比較的入手しやすいデータですが、このように今後10~15年といった長期的な視点での期待リターンの予測データというのはなかなか入手できないものです。

 

このデータはあくまでJPモルガン・アセット・マネジメントという1つの会社の予測ですから、他の会社の予測は異なるでしょうし、どこの予測が当たるか、というのを事前に知ることはできません。

 

ただ、アセットクラス毎に、基本的にはこのくらいのリターンになりそうかな、という大まかな水準を理解しておくという意味では、非常に貴重で重要なデータかと思います。

 

いつもお伝えしていますが、株式の長期的な期待リターン4~5%程度と考えておくのが妥当だと思います(気持ち保守的な数字かもしれませんが)。

 

なんだそんなもんか、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、複利で10年、20年と長期で積み上げていくと、資産形成という意味ではかなりの威力を発揮します。

 

ぜひ長期分散積立投資低コストで行っていきましょう!

 

用語集

専門用語もわかりやすく
解説します!

筆者プロフィール

株式会社ウェルスペント 代表取締役
ファイナンシャルプランナー

横田 健一

Yokota Kenichi

横田 健一

一人でも多くの方に、人生の最期で「有意義な人生だったなぁ」と感じていただけるよう、お金・資産形成の面から、皆様のお役に立ちたいと考えております。 お金についての漠然とした不安、不満など、一人で悩まず、ぜひお気軽にご相談ください。

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横田 健一 著

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