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確定拠出年金の利回りとアセットアロケーション(資産配分)大公開!(2/6)

投稿日:

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昨日に続き、筆者が企業型確定拠出年金に加入して運用していた2001年から2018年1月までのアセット・アロケーションを振り返ってみたいと思います。

 

昨日の記事をまだ読まれていない方は、こちらを先にお読み頂ければと思います。

確定拠出年金の利回りとアセットアロケーション(資産配分)大公開!(1/6)

 

本日は2002年3月から2005年3月までのアセット・アロケーションと損益率を確認していきます。

 

2002年3月から2005年3月までのアセット・アロケーション

この期間のアセットアロケーションをグラフにすると次のようになっています。

 

20180919-defined-contribution-plan-actual-performance-record-1

 

では、具体的に見ていきたいと思います。

 

2002年3月時点のアセット・アロケーション

企業型確定拠出年金の運用を始めた時点でのアセット・アロケーションは次のようになっていました。

  • 10% 野村MMF
  • 20% フィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンB
  • 70% GS世界債券オープンB

 

まず1つ目の野村MMFは、円建てで安全性の高い債券などを中心に運用する投資信託です。

そして2つ目のフィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンBは、外国株式を対象とした投資信託で、Bというのは為替ヘッジを行わないタイプを意味しています。

最後に、GS世界債券オープンBは、外国債券を対象とした投資信託で、同じくBとなっていますので、為替ヘッジを行わないタイプです。

 

なんと、円建てMMFを10%も入れていたようです!

 

当時、リバランスのための調整資金とか考えていたのかもしれませんが、ざっくり言うと株式2割、債券8割という、新入社員とはとても思えない保守的なアセット・アロケーションだったようです(最もリスクを取れる年齢だったはずなので、株式100%にしておくべきでしょう、、、)。

 

今持っている知識を当時持っていたら、間違ってもこのようなアセット・アロケーションにすることはないと思いますが、若気の至りということかもしれません。

 

2002年9月時点のアセット・アロケーション

さらに半年後のアセット・アロケーションは次のようになっていました。

  • 10% 野村MMF
  • 70% フィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンB
  • 20% GS世界債券オープンB

 

株式と債券の割合を逆にしたようです。

残念ながら、なぜこのようにしたかは記憶にありません。

 

引き続き、野村MMFが10%入っているようです。

 

2003年3月から2004年9月までのアセット・アロケーション

その後は2年間、次のようなアセット・アロケーションにしていたようです。

  • 40% 野村MMF
  • 30% フィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンB
  • 30% GS世界債券オープンB

 

野村MMFの割合を40%に高め、株式と債券を残り半分ずつ、つまり30%ずつにしています。

 

リターンを高めるというより、バランスの良いアセット・アロケーションを目指していたのかもしれません。

不動産は入っていませんが、資産三分法みたいな、、、?

 

2005年3月時点のアセット・アロケーション

その後、アセット・アロケーションを次のように変更しています。

  • 30% フィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンB
  • 30% GS世界債券オープンB
  • 40% フィデリティ・ジャパン・オープン

 

野村MMFをやめて、かわりに日本株式ファンドであるフィデリティ・ジャパン・オープンに入れ替えています。

これで、株式70%、債券30%となっていますので、少し積極的なアセット・アロケーションになったかと思います。

 

 

2002年3月から2005年3月までの損益率

20180919-defined-contribution-plan-actual-performance-record-2

 

この期間の損益率はグラフのようになっています。

 

ここでは、

損益率 = 時価評価額 / 掛金額累計 – 1

として計算しています。

 

2002年9月時点で一時的にマイナス2.8%まで沈んだものの、その後は回復し、2005年3月時点ではプラス6.6%まで戻しています。

 

ここで一つわかることは、期待できる平均利回りが仮に3%だったとしても、毎年安定的に3%の利回り(リターン)が実現できるわけではないということです。

つまり、毎年の利回りはプラスだったり、マイナスだったりするわけですが、10年、20年と長期にわたって運用してみて振り返ってみると、結果的に平均利回り3%を達成することができた、みたいになるわけです。

 

 

以上、2002年3月から2005年3月までのアセット・アロケーション損益率でした。

 

続きはこちらです。

確定拠出年金の利回りとアセットアロケーション(資産配分)大公開!(3/6)

 

 

よろしければ、次の記事もご覧頂ければと思います。

確定拠出年金、どのくらいの利回りで運用できていますか?

https://shisankeisei.jp/investment-for-building-wealth/asset-allocation/

 

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株式会社ウェルスペント 代表取締役
ファイナンシャルプランナー

横田 健一

Yokota Kenichi

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