結婚というと華やかな結婚式を思い浮かべる方も多いかと思いますが、「ナシ婚」と呼ばれる結婚式を行わないスタイルも増えているようです。
ということで、本日は、株式会社ウエディングパークが行った「ナシ婚」に関する実態調査の結果を確認してみたいと思います。
挙式するのは全体の約65%?
まず、挙式する夫婦が全体のどのくらいかについて確認しておきます。
こちらについては、結婚総合意識調査2018(リクルートブライダル総研調べ)の結果を確認します。
以下の通り、最新の2018年の結果では「結婚を機としたセレモニー実施」した夫婦は85.6%と、前年とほぼ変わらない水準となっています。
さらに内訳を確認してみると、「披露宴・披露パーティ」を行った方が55.7%、「挙式」が 9.2%ということで、いわゆる結婚式を行った方は約65%であることがわかります。
では、ここから、結婚式を行わなかった「ナシ婚」夫婦の詳細について確認していきます。
調査概要
表題:「ナシ婚」に関する実態調査
調査主体:ウエディングパーク
調査方法:インターネット調査
調査期間:2018年9月6日(木)~9月7日(金)
有効回答:2017年以降に結婚し、結婚式を挙げていない20代~30代の女性618人
結婚式を行わなかった最大の理由は「資金不足」
ここからは、株式会社ウエディングパークが行った「ナシ婚」に関する実態調査の結果になります。
まず、結婚式を行わなかった最大の理由は「資金不足」で54.2%の方が該当すると回答しています。
他には、
「他にお金をかけたかった」
「子供がいるから・妊娠していたから」
「注目を浴びるのが恥ずかしいから」
「結婚式に興味を感じなかったから」
といった理由が続いています。
結婚の記念として行ったのは「結婚指輪の購入」「家族・親族での食事会」
結婚式の代わりに何をしたかということですが、「結婚指輪の購入」が62.1%と、3人に2人近くの方が指輪を購入されていることがわかります。
そして、半分近く、48.4%の方が「家族・親族で食事会」をされており、両家の顔合わせ、ご挨拶を重視されているようですね。
結婚報告は「直接報告」もしくは「メールやLINE」
さらに、友人や同僚、親族など、両親以外の方への結婚報告については、「直接報告」が62.8%と1位ですが、2位の「メールやLINEなど」も57.4%ということで、かなり多くの方がメールやLINEを利用されていることがわかります。
また、3位には「SNSに投稿」が入っており、個別に連絡するのではなく、SNSの場で公開することで報告に代えている方が4人に1人くらいはいらっしゃることがわかります。
結婚の費用は470万円?
以下の記事でもご説明していますが、結婚に関する費用は全国平均で約470万円となっています。
https://shisankeisei.jp/life-design/marriage-money/
内訳を見ると、約470万円のうち、「挙式、披露宴・披露パーティ総額」が約360万円と大部分を占めていることがわかります。
新婚生活を迎えるにあたり、何だかんだとお金がかかると思いますが、このくらいのお金をかけてでも「挙式、披露宴・披露パーティ」を行いたい考えている夫婦は減ってきているのかもしれません。
貴重なお金ですから、ご夫婦の価値観に応じてウェルスペントして頂き、自分たちにとっての幸せな人生を送って頂ければと思います。
なお、調査結果の詳細は、株式会社ウエディングパークが行った「ナシ婚」に関する実態調査をご覧頂ければと思います。