以下の報道発表資料にある通り、金融庁が「高校向け 金融経済教育指導教材」を公表しています。
高校向け 金融経済教育指導教材の公表について(金融庁、令和4年3月17日)
来月、2022年4月から成年年齢が引き下げられ、18歳からクレジットカードを作るといった金融取引を一人で行うことができるようになり、社会に出て自分で稼ぐようになる前であっても、金融取引においては18歳から一人前とみなされるようになり、適切な金融知識を身に付けておく必要性はますます高まっています。
金融リテラシーの定義
『金融に関する健全な意思決定を行い、究極的には金融面での個人の良い暮らし(well‐being)を達成するために必要な、金融に関する意識、知識、技術、態度及び行動の総体』
OECD/INFE「金融教育のための国家戦略に関するハイレベル原則」(2012/06)
「高校向け 金融経済教育指導教材」P.2より
お金の知識は一生モノですから、早いうちから身に付けておくに越したことはありません。
今回の金融経済教育指導教材では、副教材として4つのシミュレーターも提供されています。
- 資産形成シミュレーター
- 借金シミュレーター
- 家計管理シミュレーター
- ライフプランシミュレーター
簡便なものですが、見やすくて使いやすいシミュレーターになっている印象です。
また、高校生向け・教員向けのそれぞれの動画も提供されています。
- 高校生向け授業動画「高校生のための金融リテラシー講座」
- 教員向け解説動画
社会人になる前には、こういったお金の知識はぜひ身に付けておきたいですね。
親御さんがお子様にお話するときにも使える教材だと思いますので、チェックしてみていただければと思います。