住宅ローンについて、返済予定表の予定よりも前倒しで返済すること。
繰り上げ返済の方法としては、次の2種類がある。
- 期間短縮型:繰り上げ返済後も毎月の返済額は変わらないかわりに、返済期間を短縮するもの
- 返済額軽減型:繰り上げ返済後も返済期間は変わらないかわりに、毎月の返済額を減額させるもの
繰り上げ返済を行うことによって、将来の金利負担を軽減することが可能になる。借入金利が高い住宅ローンであるほど効果が高いと言える。
ただし、繰り上げ返済にあてようとする資金を
- そのまま手元においておくべきか
- 期待リターンの高い投資にまわすべきか
- 住宅ローンの繰り上げ返済をするべきか
等は家計のバランスシート全体を確認しながら、総合的に判断していくことが大切である。
また、繰上げ返済により住宅ローン残高が減少すると、団体信用生命保険による保障額もその分減少することには注意が必要である。